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俺は、食品工場に来ていた。
「社長に会わせてくれ」
俺が刑事であることを伝え、受付の女性社員に社長との面会を頼む。
「……わかりました。少々お待ちください」
受付の女性社員は了承し、社長に受付の電話で連絡をする。
すぐさま、社長が俺のいるエントランスに現れる。
「ご用件は何でしょうか」
「あなたが『ユウキ』さんですね?」
俺は、今までの話をした。
「そういうことですか……」
「あなたはなぜ、30万を消費者金融から借りたんですか?」
「それは、私の工場に社を建てたかったんです」
「社?」
「はい」
社長の男が言うにはこういうことだった。
最近、この食品工場では、大きな事故や、不幸がたくさん続いていた。
意味が分からず従業員が突然工場内で大ケガをしたり、発注されたものがいきなり無かったことになったり、それはもうたくさんのことが、立て続けに起こっていた。
「……なので、社を建てて神頼みでもしようかと思いまして……」
社長は、不安そうに答えている。
「そうですか……それじゃあこの方はご存じですか?」
俺は、失踪した大学生の写真を見せた。
「この子どっかで見たことがあります。確か、神社だったかな……」
「神社? 消費者金融じゃなく?」
「はい……確か自分が社を建てるため、近くの神社の神主にいろいろ尋ねていた時、そこの神主と一緒に、いたと思います」
俺は、そこの神社の場所を尋ねた。
「ここから歩いて5分ぐらいのところにある、○○神社ですよ」
社長から神社の場所を聞き出した俺は、すぐさまその場所に向かった。




