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勇者は王妃の『推し』ですわ!  作者: gen.
第二章

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09. 王妃の謁見





 冒険者ラウールとその一団の先導で北東神殿を即日出発したわたくしたち一行は、一路北へと進路を取っていた。

 北東神殿周囲の人の手が入った木立や石塔などを通り過ぎ、道なき道を進んでいく。緑の色は徐々に濃く、深くなり、夜を越えた朝の霧も薄布を一枚一枚重ねるように濃くなっていく。

 それでもファーウェイが案内役に抜擢しただけあってか、ラウールたちの先導はこの大所帯の馬車列を一度も滞らせることなく、やがて樹海とも呼べそうな古森へと繋がる大川の河港へ、わたくしたちを到着させたのだった。

 ラウール曰く、この大川は森の中を貫き、あの北東神殿とダンジョン区域を分ける川へと繋がる主流だという。

 湿った水の気配、堂々と流れる川が目の前にあるというのに、わたくしはその向こうに見える木々からの圧のようなものを、より強く感じていた。まるで木の一本一本が生き物で、わたくしたちを監視しているような。緑の匂いのほうが、より濃いような……


「森にはこの船で入りやす」


 馬車から降りたわたくしたちへの説明のなか、端的に付け足された言葉へ、騎士たちは当然というか反発の声を上げた。


「馬を置いて行けというのか!?」

「船の数が少なすぎる!これでは――――」

「あーあーそうですね」


 しかしラウールはその反発も予想済みだといわんばかりに、まるで赤子をあやすかのように手をひらひらと動かす。


「しかしですね騎士サマ方、お馬さんはともかくそのどでかい馬車と荷車。どうやって森に入るんで?御座の森は人様の都合に合わせてくれた道なんざありませんぜ」

「しかし……ッ」


 ラウールが顎先で指した先には、わたくしが用意させた酒樽を乗せた荷車があった。

 それでも食い下がろうとする騎士たちに、わたくしは一息ついてから声を張る。


「彼のいう通りに。酒樽を早く船に積み込んでちょうだい。同行する護衛メンバーの選抜は団長に任せます」

「……荷車から酒樽を下ろせ。一つ目の船には王妃殿下と侍女殿、私と、それに――」


 わたくしの言葉に折れたブリン卿が騎士たちへ指示を出し始める。

 船の数はわずか三つ。わたくしたちと酒樽で二つを使い切って、残りの一つにブリン卿の選抜を受けた数名が乗り込んだ。


「心配せずとも、うちの連中も残って馬と馬車の護衛にあたりますんで」


 わたくしたちが乗り込む一艘目の船頭役はラウールが、残り二艘目の船頭は彼の部下たちが務めるという。

 段取りが決まり次第、わたくしはブリン卿の手を取って船に乗り込んだ。

 馬車とは全く違う揺れがつま先を迎える。


「きゃ……!」


 船は初めてだというエディスがよろけて、すかさずブリン卿の腕がそれを支えた。

 わたくしも注意しないとよろけそうになってたけど、意地で耐えたわ。

 この揺れ程度で動揺していたら、これから先のことなんて到底こなせない。

 とはいえ、体幹の限界はどうしようもないので、わたくしはブリン卿に礼を言ったエディス共々、早々に指示された席へ腰を下ろした。


「出発だ、野郎ども!」


 ラウールの勇ましい声が彼らの部下へと向けられる。

 顔を前に戻しつつわたくしへ片眼をつぶったのは、見なかったことにしてあげるわ。

 年季の入った川船が軋んだ音をたてながらゆっくりと桟橋を離れ、水の流れの中へと滑り出す。

 今朝の天気は快晴には程遠い曇り空。薄灰色の雲がゆっくりと進みながら、ときどき隙間から光の梯子を下ろしていた。

 けれどそんな空模様も、森が近づくにつれ首を垂れるような木々に阻まれ見えなくなっていく。


(……古い森は、木々もまた『生きて』いる)


 薄暗い木々のドームの下を、時々水面から突き出した岩の間を、ラウールと彼の部下たちの操る船は危うげもなく進んでいく。

 わたくしといえば、古い詩にあった一節を思い出していた。

 恐怖は、感じない。これはきっと、畏怖というもの。

 わたくしは傍らのエディスを見やり、元来た川筋を眺めながらスカートを握りしめている彼女の手にそっと触れた。

 はっとして振り返ったエディスへ、わたくしは微笑んで見せる。

 大丈夫よ。あなたのことは騎士と、そしてわたくしが守るから。

 何も言わずにすべてが伝わったわけではないだろうけれど。エディスの目から少しだけ緊張の色が薄れて、微笑み返してくれた。


「そろそろです」


 ラウールの声が静かに、一同へ投げかけられる。

 わたくしは行く先へと視線を戻した。薄暗さが増すばかりだった川面に、ぽつりと灯る明かりが見えた。

 最初は明かりが浮いているかのように見えたそれは、黒々とした毛並みをもつ狼族だろう獣人の掲げるカンテラだと気づく。ただ、カンテラの中にあるのは――いや、『いる』のは、見慣れた蝋燭ではなく、明かりを放ち飛び回る小さななにかだった。

 獣人の立つ桟橋へ、三艘の船が次々に舳先を着けていく。

 桟橋の先には、見るからに鬱蒼とした森を貫くように細い坂道が見えた。

 わたくしが周囲を見ている間に、船を揺らして桟橋へ飛び移ったラウールが、無言のままの番人へ気軽に片手を挙げる。


「よう兄弟。御前への貢ぎ物と、中つ国からの客人をお連れしたぜ」


 番人はその言葉に何も返さなかった。その金色の目がカンテラの明かりをうけてきらりと光ったかと思うと、わたくしたち船の中の面々を順繰りに見つめ、そしてスン、と鼻を鳴らし踵を返す。彼の身に纏う編み革の装備が、微かな音を立てた。

 ただそれだけだったが、ラウールは気にした風もなくわたくしたちへ振り返った。


「――――ついてこいってよ。酒樽は奴さん方に任せな」


 ラウールに続いてブリン卿が桟橋へと上がり、わたくしたちを引き上げる。

 そこでわたくしは桟橋を構成するものがただの板木と綱ではなく、巻き付いたつる草もあることに気づいた。つる草がただ生い茂っているだけではなく、縒られた縄のように板木と杭を固定しているのだ。


(まるで森のすべてが……何かに従っている、ような……)


 わたくしは無口な番人とラウールの先導のもと、森の中へと入るうち、最初に感じたその直感が正しいことに気づいた。

 木々のトンネルから石が敷き詰められた荷上場を出て、蔦に覆われた木々が柱のように整然と並ぶ道を行く。その道中は鳥の声や木々を行き来する小動物たちの微かな音すら聞こえず、ひたすらにわたくしたち一行の足音と息遣いだけが聞こえていた。

 やがて細かな編み目のように視界を覆っていた木々が唐突に見えなくなったかと思うと、わたくしはそれが木々が薄らいだのではなく、木々の一本一本が巨大なものとなって――――天高く枝葉を広げる空間へたどり着いたのだと知った。

 地面から隆起する根すら、大柄なラウールやブリン卿の背丈を倍にしても足りないほどのアーチを描いている。

 そこからわたくしたちは、巨木を取り巻く茸のような螺旋階段を上り始めた。階段は時折石と枝葉で造られた踊り場に出て、そこからさらに別の階段へとつながっている。

 息が上がりそうになるのをこらえながら、階段に次ぐ階段を上るうち、巨木の枝葉の隙間から差す光に気づいた。

 日の光ではない、気がする。それに周囲は徐々に、不思議と明るくなっていく。

 ふと目の前を光の粒が通り過ぎた。視線を誘われるまま動かせば、明るさの正体が蛍のような小さな虫であることに気づく。その虫たちが大小さまざまな丸い群れをなして、枝葉の間を飛び回っているのだ。

 自由なようで、規則的なそれは王城を照らす蝋燭の明かりを思い出させた。


(そうか。ここは……もう、『城』の中なのね)


 わたくしたちは昇っているのだ。謁見の間への階段を。

 あらためてそのことを実感し、ドレスの裾を掴む手に力がこもる。

 巨木の半ばまで来たころだったろうか――――階段は唐突に終わりを迎えた。一際太い枝――それすらもはや数百年を経た丸太一本と言われても疑わない―へ石を敷き詰め、つる草と細枝の手すりが連なるその先。

 最初に、光が見えた。その目映さは今度こそ日の光だと解ったが、薄明りに慣れた目には鋭く、一瞬視界が白けて眩む。次に見えたのは丸く開けた空間で、それもまた石畳だったが不可思議な文様が彫られていた。視線を先に進めれば、おそらくはこの巨木の枝の一本から垂らされているのだろうつる草が太く編まれた綱のようなものが数本見えて、それらが支えているのだろう、巨大な揺り椅子と、その両脇に控える端正な姿が二つ。

 そして、揺り椅子から零れ落ちる、光を束ねたような輝く髪が――――


「……あんたら、俺らに妙な真似するなっつったがよ……」


 ラウールがごく小さな声でブリン達へ声をかける。


「ここで向こうさんに妙な真似したら、ハリネズミになんのは俺たちの方だっつっとくぜ」

「……そのようだな」


 わたくしも感じていた。ここにたどり着くまで姿は見えなくとも、木々の隙間、枝の合間からの無数の視線を。警告が明示したそれらの正体に、背筋を正す。

 ラウールが立ち止まり、わたくしたちもそれに倣う。停止したわたくしたちを残し、真っすぐ進み出ていった狼族の番人が唸り声に近い精霊言語で、揺り椅子の両脇を固めるエルフの一名に声をかけた。


『客人をお連れしました』


 紅葉した楓色の髪を垂らしたそのエルフは頷き『こちらへ、中つ国の客人よ』とやはり精霊言語でこちらへと語り掛けてきた。

 ラウールが振り返って口を開くのを待たず、わたくしは進み出る。視界の端でそんなわたくしにラウールが笑みを深めるのが見えたが、いまは構っていられない。

 ブリン卿のブーツとエディスの革靴の音が続くのを感じながら、わたくしは謁見の間の中央へとたどり着き、フードを落とした。そして迷いなく、ドレスの両脇をつまみ深く首を垂れ、最上級の拝礼を示す。

 すぐさま、背後のブリン卿たちとエディスが、わたくしに続いて跪く音がした。


『中つ国王妃、ベルグリンデ・ヴェルフ・エリネッド・オブ・グウィンアルトが森の御前へご挨拶申し上げます』


 視界の端で床にまで垂れて揺れていたあの髪がするりと動き、逆光の揺り椅子の落とす影が形を変える。

 人影のそれが、わずかに見えた。続いて、面白がるような響きがわたくしの頭上へ注がれる。


『そなたの夫よりは、聞きやすい名乗りだ』

『恐れ入ります』

 

 森に入る時に見た、あの雲間から差し込む光の梯子を音にしたら、こんな声になるのだろうか。

 森の御前――――遥かな昔よりすべてのエルフを統べると伝わる、森の王。エルフたちはその真名を大切にし伴侶や家族と認めた者にしか明かさないというが、そのエルフたちの中ですらかの王の名前は失われて久しいと聞く。

 中つ国ではお家騒動に揺れている間は誰の連絡も受け付けず、その後即位した陛下――エゼルレッドとだけ謁見が行われたという。

 その人物、いや王者が、いまわたくしたちのすぐ前に存在していた。


『そなたの土産は気が利いている』

『光栄です』

『そなたの問いは知っている』

「っ!」


 思わず顔を上げたわたくしを咎めもせず、淡く光を放つ糸を織り上げたような装束へ身を包んだ御前は、それ以上に輝く長い髪を滑らせながら、ゆっくり頬杖をついた。

 もう一方の手にある金色の杯をゆらりと揺らし、その水面からわたくしへとかの視線が移される。

 瞬く星を閉じ込めたような、数多の予知を見、告げてきた瞳が。


『悍ましきものを見た瞳よ。其は一つの真実である』

「……!」


 言葉を喪うわたくしに構わず、御前は淡々と続けた。


『人の子らは過ぎたる三千年のうちになにもかも忘れ去り、いま最も愚かで悍ましき道を選び流れた。そなたが見たままに』


 杯を戯れに傾ける手が止まる。


『そして、そなたに流れは止められぬ』

「――――」


 膝から力が抜けそうに、唇が震えそうになる。あの時の衝撃、絶望、痛み、生々しい全てが蘇る。

 御前が傾けた杯から、赤い雫が一筋の流れとなって石畳へ落ちる揺り椅子の陰へ小さな円を描き、広げていく。

 わたくしは小さな赤い水たまりが、石畳にある無数の割れ目を伝っていくのを茫然と見つめていた。

 それは美しく、冷徹な宣告だった。

 わたくしの淡い期待と、予感だったものは砕け散り、凍える現実となって重く圧しかかる。

 わたくしの悪夢。


(悪夢は――――予知だった)


 そして、息を吸い込み。再び顔をあげる。


『止められずとも、変えることはできます』


 彫像のように両脇へ控えていたエルフたちの柳眉が、その時初めて寄せられるのをわたくしは見た。

 だが、発言は撤回しない。それが御前の予言ともいうべき言葉に歯向かうものと捉えられたとしても。

 沈黙は短く、赤い酒の雫が一滴、杯から零れ落ち、それが杯を空にした。

 代わりに、くつくつと小さな笑い声が滴らせながら、御前はゆっくりと空になった杯をかたわらへと差し出した。眉を寄せていたエルフの一人がはっとした顔で、自身の後ろから金彩の瓶子を取り出す。


『……やってみるがいい。我が姪の血を汲む瞳よ。流れはいまもなお進んでいるぞ』


 再び杯が満たされた。

 それきり、御前の瞳は音もなく閉ざされ、杯は彼の唇へと戻っていく。

 わたくしは今一度、深く首を垂れた。姪、の言葉に驚きを示す間もなく、自分の心臓の鼓動を聞きながら。


『拝謁の栄を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。それでは……』


 止める声も手もなかった。

 体を起こしたわたくしが踵を返し歩き出すと、跪いていたエディスやブリン卿たちが慌てて立ち上がり、後に続いてくる。

 謁見の間の入り口に立っていたラウールと、あの番兵の狼族はエルフたちに一礼を見せ、再びわたくしの先導へと移った。

 元来た道をどう戻ったのか、あれだけ息切れしそうだと思った階段をどんな風に下ったのか、その時のわたくしは再び船に乗り込むまでの道中が思い出せなかった。

 船が動き出す。川の流れに逆らって。


「妃殿下、あの、お顔色が……」

「大丈夫よ、エディス」


 大丈夫。わたくしは、大丈夫。

 不安げなエディスの声掛けに、わたくしは微笑んで見せた。ラウールたちの力強い櫂と、おそらくは彼の部下によるものだろう水魔法が流れに逆らう船を巧みに操り、わたくしたちは遡上していく。

 エディスの手が、控えめにわたくしのそれに触れた。

 ゆっくりと開いたわたくしの手のひらを、ぎゅっと両手で温めるようにエディスが握る。

 その時初めて、わたくしは自分の手がひどく冷え切っていたことに気づかされた。


「殿下、私がおそばにおります。で、殿下のお抱えになっているお考えを、解き明かすことはできないかもしれませんが……おそばに、おりますから」


 泣くのを堪えるようなエディスの声が、わたくしの耳に届く。

 精霊言語を知らないエディスには、わたくしと御前の会話はまったく未知の音でしかなかっただろう。けれど彼女には、わたくしの手が冷えていること、わたくしの心が――――いまだかつてなく、動揺していることは、解ったのだ。

 そう。いまのわたくしには、解ってくれる人がいる。


(わたくし独りでは、止められずとも……)


 未来は変わる。変えて見せる。

 わたくしと、わたくしの力で動かせるだけの人々の力で。







 揺り椅子がゆったりと揺れている。そのたびに、椅子から零れ落ちた髪が石畳を擦り――――先ほどできたばかりの、赤い水たまりへ触れた。


『御前』


 たしなめるような声にかまわず、美味の雫で久々に乾いた喉を潤す。

 どうせ放っておけば乾く。そして乾く前にお前たちが床も髪も拭ってしまうのだろう、とまでは言わない。言う必要もない。

 ため息とともに拭くものを、とどこぞへ投げかけられた声を聞きながら、髪が絡んで鬱陶しくなった脚を組み替える。

 伯父上のお(ぐし)はお美しいのに、と、たしなめる声が悠久の向こうから聞こえた気がした。

 何故大事になさらないのですか、などと。髪など放っておけば勝手に伸びるつる草のようなものだからだ。

 伸ばしているのはそれが鬱陶しくならない間だけ。それがお前たちより少しばかり長いだけのこと。


『解るか。愚かな姪よ』


 いいや、お前には解るまい。なんと言ってもお前は私の髪を梳くのをやめなかった。それをお前は好んでいたから。

 だから私は酒を呑んでいた。私の髪を梳き、編んで、木の実や枝葉の冠で飾り付けるお前を放っておいた。

 そうして愚かなお前は、本当に愚かなお前は、人間に嫁ぐと言って森を後にした。

 人間にエルフが嫁いでどうするというのか。短くもろい、星の瞬きより、花よりも儚い命を持つ種族に。

 愛しているのですと、お前は言った。愛など消える。お前が愛した存在と、お前と、お前たちを記憶する者たちが土に還るときに。

 そしてお前が愛した存在を喪ったとき、その形でお前の心に出来た虚ろは悲しみで満たされ、お前はエルフの命を全うすることなくこの世を去るだろう。

 それでも――――お前は私の言葉に涙も見せず、この森を後にした。

 それでよいのです、と言って。

 心は変わります。愛が怒りになることも、悲しみになることもあるでしょう。それでもこの愛はいまわたくしの中に咲いている。いまこの時を、わたくしは愛しております、と。

 人の世も変わります。わたくしのこともいずれ忘れられる時が来るでしょう。けれど決していまではない。わたくしの死後、百年に一度の星が瞬くときでもない。それはわたくしの役目が終わる時です、などと、言って。

 お前の役目、愛した者を愛しぬくこと。その愛を記憶した者たちに残ったものが連綿と紡がれて、いずれ私に還ること。


『お前の役目は終わりつつある』


 役目など、どうでもよかったのだ。私は。

 ただお前の作る冠が、そこからこぼれた葉が、花びらが。

 杯に作るわずかな波紋が好きだった。


『波が……流れが変わりつつあるぞ』


 本当に、愚かな姪だった。

 こんなに喉が渇くほど――――待たせていたのだから。


『酒を持て。中つ国の美酒、如何なるものぞ』

 

 



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