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勇者は王妃の『推し』ですわ!  作者: gen.
第一章

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05. 王妃の祝福





 鼻水をかむ音が盛大に響いた。

 わたくしじゃなくてよ。涙目のエディスが、自分のハンカチで鼻元を抑えつつ、さっきからしゃくりあげているの。


「何をそんなに泣いているの、お前は」

「だって、だって、殿下がお怪我をしてまで、わだぐじの侍女って呼んでくださって、怒ってくださるなんてぇえ……」

「ああ、そんなこと……当然のことでしょ。ただの事実なんだから」


 自室について、二人きりになった途端泣き出すから何事かと思ったじゃない。

 宰相が手配したのだろう侍医がやってきて、わたくしの手に薬草の軟膏を塗りこみ包帯を巻くまで、エディスの涙は止まらなかった。

 まったく、感激屋すぎるのも考えものね。

 しみただけあって軟膏の効きはなかなかのもので、昼食の時間にはもう右手を楽に開いたり閉じたりできるようになっていた。

 かといって包帯を巻いたまま食堂へ行く気にもなれず、昼食は自室で取ることにしたの。別に陛下と鉢合わせたら面倒だからとかじゃないわよ。どうせ宰相が告げ口してるからと思ったわけじゃないのよ。

 小ぶりに作らせたサンドウィッチを手早くつまみつつ、わたくしは廊下での一件を思い出しメラメラとした感情が再燃するのを感じていた。

 そこでさっさと昼食を終わらせたわたくしは、エディスのお茶の準備が終わってからファーウェイを呼びだしたの。

 そして洗いざらい、今朝の廊下であったことをぶちまけたわ。もうその手の愚痴には付き合いなれてるファーウェイが、頷きつつティーカップを傾けるのを見て、話はこれで終わりじゃないのよと続けた。


「気づいたのよ」

「はい」

「それもこれも、勇者がどれだけ偉大か知られていないのが悪いのよ!」


 握りこぶしを振り上げたわたくしに対し、ファーウェイがさっとクッションで防御態勢をとる。

 なによ。殴ってほしいわけ?

 でも生憎とこの拳は、世の理不尽に震えていてそれどころじゃないの。


「下女どもが勇者を何て言ってたと思う?『とっぽい男の子』よ!?たしかにちょっと天然入ってるところはあるかもしれないけどその上であの実力だからすごいんじゃないの!もうこれは憧れて当然、贔屓して当然、そう周囲から思われるほどに推し上げなきゃ、世間に解らせなきゃいけないわ!」

「さ、さすがです殿下……!」


 わたくしの熱弁にお盆を抱いたエディスが感動の声をあげる。

 そうよ。叱って終わるわたくしじゃないの。

 燃え上がったエネルギーのぶつけどころはもっと建設的なところへ回さないとね。


「そういうわけだからファーウェイ、いまの進捗を報告なさい」

「えーはい、王都中の吟遊詩人を集めて即興詩を歌わせ音楽家に選抜させておりますのと、王都でも最上位の劇団を抑えて戯曲作家の選定を急いでいるところでして……」

「足りないわね」


 一番は時間。二番目は。


「と、仰いますと」

()()よ。これまでの勇者たちの冒険はたしかに素晴らしいものだけど、これから成すことは格が違うのよ。それを題材にせずなにが勇者の物語!」

「ははぁ、なるほど……」


 解ったような解ってないような、相変わらずの狸面に向かってびしりと人差し指を向ける。


「そういうわけだから、これからの勇者たちの足取りを追えるように冒険者を手配しなさい。明日中に」

「――――あの、恐れながら()()勇者一行についていける冒険者を、でございますか」

()()冒険者を、よ」


 いつのまにやら立ち上がっていた体を、わたくしは再びソファーへ優雅に落ち着けた。


「出来るわよね?御用商人ファーウェイ」


 狸の口端が引きつったのなんて知らないわ。どこまで本当なんだかわかりゃしないんだから。

 わたくしもエディス謹製のハーブティーを味わっていたけれど、ふと思い出したことがあり、カップを口から離した。


「そうそう、それともう二つ」

「まだですか!?」


 それも二つ!?と悲鳴めいた声がわたくしの部屋に響く。

 うるさいわね。こっちは日に余裕を持たせてあげるから我慢なさい。



 そうやってファーウェイの尻を叩いてる間に、その日はすぐやってきてしまった。

 八月の頭、夏の盛りも折り返しにきた日。勇者たちが登城してから、ちょうど一週間目の正午。

 謁見の間の薔薇窓が一番輝き玉座を照らすその時に、わたくしは玉座の傍らへ据えられた椅子へ腰を下ろしていた。

 階段の下へと続く絨毯の上には、整然と立ち並ぶ勇者たち一行の姿。広間を支える両脇の柱の周りには、廷臣たちと騎士、衛兵が居並んでいる。


「――――王命である」


 玉座から立ち上がった陛下の声は、静まり返った空間を重厚に満たした。

 階段脇に控える宰相を通さず発せられる王命は、その重さを物語っている。


「勇者ユーリヒト、僧侶ヴィオレット、精霊魔法使いゼニラ、格闘家カイドウ。中つ国国王エゼルレッド・アプ・カドヴァン・オブ・グウィンアルトの名において、そなたたちに魔王討伐及び瘴気散滅の任を与える」


 おお、と廷臣たちから感嘆の声が上がった。予想がついていたこととはいえ、いざ現実になるとやはり思うところがあるのだろう。


「拝命します!」


 そして迷いのない勇者の、朗らかとすらいえる声にもまた、感嘆のざわめきが付随する。

 そんな大きな期待と不安とわずかな好奇が入り混じった空間の中で、わたくしは独り、自分の心臓のあたりが冷えるのを感じていた。


 わたくしは、知っている。

 この光景を、彼らの言葉を、すべて。


 あの日、一週間前に見た悪夢の影がいま再びわたくしのうなじを捉えた。

 あの悪夢の中の出立の儀の日、わたくしもこうして椅子に座り、陛下と勇者の声を聴いていた。

 聴いていて――――なにもしなかった。

 人形のようにただ座って、聞いて、見送るだけだった。

 そうよ。ベルグリンデ、お前はなにもしなかったの。それを悪夢といまも思えているのなら、今こそ。


「……勇者、ユーリヒト」


 声を上げるとき。


「――――妃殿下」


 感嘆一色だったざわめきが、一瞬で色を変えた。この場の全員の視線が、わたくしへ集まるのを感じる。決して好意一色ではないそれらを浴びてなのか、それともこれから口にする言葉の意味を考えてなのか、自分の心臓が、その鼓動が早くなるのを感じる。

 冷たくなりそうな指先を自らの胸元にあてて、わたくしは立ち上がった。


「あなたたちの慈悲が、ゆく先々の困難に見舞われた人々にも注がれることを願います。そして、わたくしはあなたたちの無事の帰りを祈り待ちます。ベルグリンデ・ヴェルフ・エリネッド・オブ・グウィンアルトの名において、旅路に加護と援けのあらんことを」


 ざわめきが波打つのを感じる。傍らから、一際強い視線も。

 けれどわたくしは、王妃ベルグリンデは真っすぐに勇者ユーリヒトの青い目を見つめ、そこから視線を動かさなかった。

 彼の拳が、自身の胸に宛てられるまで。


「ありがとうございます。誓って、お言葉の通りにします!」


 日の光よりも、よほど眩しい笑顔とともに。

 わたくしはその眩しさにすこし目を細めた。そして、安堵に笑みがこぼれた。

 悪夢にはなかった言葉、行動。わたくしの、勇者の。それがすこしばかりの温かな気持ちを、わたくしの胸に与え、悪夢の冷たい影をわずかに遠ざけてくれた。

 ざわめきはますます大きくなっている気がしたけれど、もう視線も気にはならなかった。

 わたくしは勇者からヴィオレット、ゼニラ、カイドウへと順繰りに視線を動かして、頷きを見せる彼らに、同じものを返した。



 出立を告げる角笛の音が鳴り響き、その音に驚いたのか一斉に飛び立つ鳩たちの白い翼が、青空のなか日光を反射し輝く。

 正門前広場の両脇に整然と並ぶ騎士と衛兵たち。その一本道の中央を、勇者たちは振り返らずに進んでいく。何か話しているのか、ときどき勇者の頭が仲間たちの方へ向くけれど、後ろ――――わたくしたちの立つバルコニーには向かない。

 下ろされた跳ね橋と開かれた城門へ真っすぐに、真っすぐに彼らは進んでいき、やがてその背中は小さな色の粒にをなって、陽炎揺らめく坂の下へと消えていった。

 今頃城下町の辻角では、吟遊詩人が彼らの冒険の即興詩を歌っていることだろう。耳を傾ける群衆の中には、すれ違うその歌の主人公たちへ気づく者もいるかもしれない。

 けれど、足りない。

 わたくしが目指した光景には程遠い、閑散とした旅立ち。


(わかっていたことではあるけれど、やはり、時間が足りな過ぎたわね……)


 肖像画は注文通りに出来上がり、青息吐息の画家から受領したそれをファーウェイに渡してある。いまごろ彼のお抱え印刷工房ではあの肖像画をもとに新たな画面が作られ、大急ぎで印刷の版木が彫られていることだろう。

 冒険を仔細に伝えられる小説より絵本を選んだのは、その読みやすさと広まりやすさ、そして印刷工程の少なさを考えてのことだ。細かな文字を幾度も並べ替える小説の印刷とくらべ、一文が短い絵本の文章の印刷速度は段違いである。

 そのうえ内容はお年寄りにも子供にも親しみやすい。


(あ、そうだわ。吟遊詩人たちに絵本を持たせるっていうのはどうかしら)


 王都が文化の中心とはいえ、わたくしが目指すのは国中へ彼らの偉業を知らしめること。

 なら歌いながら絵本をめくって語り聞かせる、そんな吟遊詩人を各地に送り出すのもいいだろう。

 さっそく明日、ファーウェイに相談しよう。今発注している別件の進み具合も気になることだし。

 そんなことを考えていた時だった。傍らへ預けていた右手が、くん、と引かれるように感じたのは。


「……王妃」

「はい?」


 そうだった。儀礼としてわたくしの右手は陛下の左腕にかかったままだったわ。

 これじゃずっと陛下を拘束していたようなものじゃない。


「し、失礼いたしました」

「いや……随分真面目に、考え込んでいるようだったから」


 だから?声をかけるのを待っててくれたってことかしら。

 わたくしからは頭一つ半、いえ二つほど高い位置にある顔を見上げる。この人本当に大きいのよね。全身のパーツががっしりしてるから、なおのこと顔が遠く感じる。

 けれどそれは普段の話。こうして寄り添うポーズをとるときは、彼の彫りの深い鼻梁と眉筋の陰になっている瞳の青さまでよく解る。

 陛下の瞳は勇者のそれと比べてかなり淡い色の青だから、こういう夏場は時々眩しそうに眉をしかめていることもあるのよね。

 今の時間なんて一番そういう時じゃないかしら。

 わざわざ待たなくても良かったのに。


「真面目に考え込んではおりましたが、陛下のお時間を取るようなことではございませんでした」


 だから戻りましょう、と言外に伝えたつもりだった。わたくしは。それなりに気遣いはするわよ、いくら他人行儀だからといっても。

 けれど陛下は動かなかった。今度はわたくしが右手を軽く引いたけれど、微動だにしない。

 なにこの男。彫像?


「勇者のことか」


 彫像が口を開いたかと思ったら、思わぬ問いかけ、というより断定に近かったような気がするけど、とにかく言葉が発せられた。


「よくお分かりですね」


 隠すようなことでもない。どうせ公的事業にしてしまった時点でわたくしの『推し活』、もとい勇者を中心とした文化推進事業は筒抜けだ。

 そういえば、陛下にとって勇者はどういう位置づけの存在なのだろう。

 魔王討伐を直々に命ぜられるぐらいであるから、人格と実力を相当見込んでいるのは確かなはず。なにせこの人物は戦場を渡り歩いて少年時代を過ごし、王となっては戦場で功績を重ね、いまを生きているのだから。

 なら、個人的な感情、思い入れは?

 あらためてこちらを見下ろしてくる青い瞳を見返してみても、そこから感情なんてものは読み取れなかった。


(……いや、解るわけないわよね)


 そんな簡単に読み解けるような人物なら、こんなことになってないわよ。多分。

 それはともかくとして、勇者への思い入れよ。決して悪感情ではない、はずよね。いまは。勇者が陛下によほどの無礼を働いたとか、そんなことが起きてたらさすがにわたくしの耳にも入るはず。というか追い出されてるわよそんなもの。

 ならひょっとして、陛下にも『推し活』ができるんじゃないかしら、なんて考えが脳裏に過ぎった。

 先人エディス曰く――――『推し活』の数ある大事な活動の一環に『布教』あり。


(ようは『推し』を他の人に勧めてみましょうってことだけど)


 わたくしが知り得たような活躍、もう知ってるのよ。この人。

 知ってるから勇者たちが招かれて、今に至ってるわけで。


(あ、だめだわ。無理無理)


 いまのわたくしから陛下に『推し』を布教するなんてできるはずもない。

 焼け石に水じゃないけど、鉄壁に水をかけても削れたかどうかなんてわからないじゃない?水滴岩をもうがつとかいうけど何百年かかる話よそれ。

 目の前の鉄壁よりもっと削りやすいところから削るのよ、ベルグリンデ。

 逃げてないわよ。戦略的撤退よこれは。


「君は……」


 目の前の鉄壁、じゃなくて陛下が再度口を開く。

 珍しいこともあるものだと思って、わたくしは数度瞬いた。

 こんなに会話――会話?が続いたことなんてあったかしら。

 王と王妃の業務連絡ではない、ただの、なんでもないやり取り。

 けれど陛下の言葉はそこで途切れた。その先を待ってるうちに、くるっぽーとのんきな鳴き声と共に羽ばたく音が間に入るくらいの沈黙が流れる。


「なんです?」


 いや、ほんとなに?

 我ながら怪訝が顔に出ていたと思う。いくらなんでも長すぎるでしょ。それに、当たり前に気になるでしょ?自分のことをこんなはっきり指されたら!

 陛下は一瞬言葉に詰まったような表情になってから、初めてわたくしから視線をそらした。

 視線の先を追いかけても、開かれたままの城門と陽炎揺れる城下町への下り坂しか見えない。

 わたくしが再び陛下を見上げれば、陛下のその瞳と視線がかち合う。

 いい加減、顎と首が疲れてきたかも。


「勇者は」

「勇者?」


 わたくしじゃなくて?


「勇者は君の――――……なんなんだ?」


 今度はわたくしが黙る番だった。でも決して長くはない沈黙。

 だって、なにって、そんなの決まってる。

 勇者はわたくしの恩人で、エディスから教えてもらった概念に合う、この世でいま最も称えられるべき人物。

 すなわち。



「勇者は王妃(わたくし)の、『推し』ですわ!」



 きっぱりと言い切ってやった。その淡い、アクアマリンのような青い瞳に向かって。

 そこらで聞き耳をたててる騎士たち、それに控えてる下女たち、あとすぐそばにいるエディスにもはっきり聞こえただろう。

 当然、目の前の陛下にも。


「…………『推し』……?」


 やっぱり、というか大分長めの沈黙を挟んで降ってきた声には、わたくしでもわかるほどの戸惑いが滲んでいた。

 本当に珍しい。今日は雪でも降るのかしら。いまのところ日の光しか差してないけど。


「あら、陛下にもご存じないことがございますのね」


 別に得意になんてなってないわよ。ええ。

 ここで『推し』について講義して差し上げてもよかったけれど、いい加減(ひさし)の下とはいえ暑さも限界だわ。さっきよりしっかり力を込めて腕を引っ張れば、あの時は彫像みたいだった腕は案外素直にくっついてきてくれた。

 大体陛下だって正装してるんだから暑かったでしょうに、よくここまで居続けたものよね。

 城内の廊下に入ると、さすがにバルコニーよりはひんやりした空気がわたくしたちを出迎える。

 日差しはきついけれど日陰の空気はもう涼しくなりはじめている、過ごしやすい時期だわ。

 わたくしはふう、と一息ついてから、ゆっくりと分かれ道までの順路を陛下と共に進んだ。

 陛下は無言で歩きながらも、さきほどの一声から疑問符を飛ばす気配が抜けきっていない。


「そうそう、ご存じないことと言えば……陛下、わたくし北東神殿へ、勇者たちの旅路の安全を祈願しに参詣いたします」

「なに?」


 あ、いつもの固さが戻ってきた。

 けれどわたくしは素知らぬ風に前を向いたまま続ける。


「……安全祈願の参詣なら、王都の聖堂でもいいだろう」

「夢の中でお告げがあったのです。勇者の旅路を祈るなら、北東神殿へ詣でろ、と。わたくしの血統については――――ご説明するまでもございませんよね」


 嘘八百?これは方便というの。

 北東神殿は中つ国の国境から最も近い神殿のうちの一つだ。神殿というのは国家とは別の独立した機構であり、その役割はそばにあるダンジョンからの瘴気、およびモンスターの発生程度を監視し、時に浄化する監視塔。

 数は全部で七つ。僧侶や神官と呼ばれる存在は、みなここのいずれかで修行を積んでいる。王城に仕える神官たちも、正確には方々の神殿からの推薦による派遣者だ。それを神官長と呼ばれる立場の長がまとめている。

 そこでふと、わたくしは悪夢の中の勇者の言葉を思い出した。


 彼は言っていた。『神官長』や『国のお偉方』が自分を抹殺するために、魔界へ送り込んだのだ、と。


 城内の空気とはちがう、嫌な冷たさがひやりと背筋を伝う。

 悪夢――――そう、悪夢はまだ、悪夢でしかない。

 だからこそ、この参詣は絶対に行かなくてはいけないのだ。家門の誇りであるエルフ交じりをちらつかせてでも。

 今度こそわたくしが梃子でも動かないのを感じ取ったのか、分かれ道の途中で陛下が立ち止まった。


「……解った」

「はい。それでは」


 陛下の左腕から、するりと右手を引き抜く。その手をドレスの裾にあて、わたくしは静かに礼をした。

 陛下は陛下のお部屋へ、わたくしはわたくしの部屋へ。

 儀式が済めば離れるのが常。それがわたくしたちの在り方。

 そんな当たり前が――――悪夢より早く木っ端みじんに砕け散ることになるなんて、その時のわたくしはまだ何も気づいていなかった。



 


ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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