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082 中級ダンジョン探索34階層2

ーールイーズ視点ーー

モンスターが現れたため、ルイーズはリュージの後部座席から、ジャンプして飛び降りた後、シズカが牽引していたルイーズが本来乗っていたであろうエアーフライングバイクに乗った。

別にアイテム袋に入れておいても良かったのだが、いざと言う時に動けなかったら嫌だし、周りが全員エアーフライングバイクに乗っているので、遅れをとりリュージ様にご迷惑をおかけしてはいけないと思って、シズカに牽引して貰っていたのだ。

ルイーズの身体能力なら動いているバイクからバイクに飛び移るぐらいはやってのけることができるのだ。

微調整は風魔法でできるからだ。


ルイーズがリュージの元を離れたのは、サイドアタックだったからだ。

前後には鬼人族、獣人族がいるがサイドにはいない。

ルイーズが動いたのはこのサイドアタックの敵を倒し自身のレベルアップをはかろうという意図もあった。


リュージ様は恐ろしく強いが、そのリュージ様に相応しいのは、横に並び立っても遜色ないぐらいの強さを備えたものだ。

その為には、自分自身を鍛えなくてはならない。

ルイーズは普通に鬼人族を圧倒するぐらい強いのだが、同じ鬼人族の戦士精鋭3名と戦えと言われたらかなり厳しいと思う。

リュージのエアープロテクション装備のおかげで防御面での不安はない。

ないがそれがなかったら、ソードのひと突きで本来は致命傷だ。

まぁ、丸裸で戦場にいないのは確かだから、以前の軽鎧を着ていたとしても、遅れをとることはない自信はある。

自分自身が本当の意味で強くなければリュージ様に守られるだけの存在となってしまう。

そんな女はリュージ様は望んでいないだろう。

今までは無理をどうにかこうにか通して貰っていたが、こんなのがいつまでも続くわけがない。


「リュージ様、私たちにお任せを。カミーユ、エマ、イリス、行きますわよ。」


ルイーズはいつもの仲間たちと共に、右サイドから襲ってきたゴーレムを退治すべく行動した。

襲ってきたゴーレムは


クレイゴーレム 砲撃型

ストーンゴーレム 砲撃型

クレイゴーレム 火炎型

ストーンゴーレム 火炎型


と言った見たこともない形をしたゴーレムだった。

クレイゴーレム 砲撃型は一定の距離まで近寄ってきたら、何かを砲撃してきた。

大きさは直径1メートルぐらいの重そうな塊だった。

砲撃自体は遅いがかなり高いところから落ちて来ている。

まぁだいたいこんな攻撃に当たるリュージ様ではない。

ルイーズはリュージの方は無視してゴーレムとの距離を詰めた。

後ろをチラッと見ると、砲撃は次々とうち出されていた。

そしてリュージには当たっていないが地面に着弾した途端に四方八方に土砂が飛び散っていた。

直径1メートルといえど、高いところから落ちるとかなりの速度だし、地面に落ちれば確かにかなりの衝撃となるだろう。

そんなのが次々と目の前のクレイゴーレム 砲撃型から射出されている。

よく見ると砲撃されたタマは土を固めたようなものなようだ。


『ドッカァァァァァーーーーーーーン!!!ドッドドドッッッッーーーー!!』


『ドッカァァァァァーーードドドザザダッーーーーン!!!ドッドドドッッッッーーン!!』


『ドッカァァァァァードドッッッッーーーー!!!ドッドドドッッッッーーーー!!』


音を聞いていると不安になった。

ルイーズはリュージの方を振り返ってリュージの元に駆け寄りたい衝動を抑えきれない。

鬼人族4名はクレイゴーレム砲撃型とストーンゴーレム砲撃型の近くまで寄ってきた。

すると、砲撃は未だに次々とうち出されているがそのゴーレムの間から、別のゴーレムが出てきた。

クレイゴーレム 火炎型、ストーンゴーレム火炎型であった。

今回のゴーレムは下に車輪のようなものが付いており、その上に大砲のようなものが乗っており、そこから砲撃をしているようだ。


リュージ様の鑑定小の報告でいることはわかっていたが、その火炎型ゴーレムは何の前兆も無しにいきなりルイーズの目の前で高熱の火炎を吐き出した。

正確には砲撃の代わりに大きな火炎が放射されたのである。


『うわぁぁぁぁぁぁぁあっっっっっつっっぅつーーーーー!!!!』


と思ったが、そこまででもなかった。

確かに熱いのだが、リュージ様のエアープロテクションのおかげで何とかなっている。しかもエアーグリフォンドロップの[空気なマスク]のおかげで息も吸えている。


「近距離なら炎の放射、遠距離なら砲撃、どうしたらいいのだろう?」


ルイーズが考えあぐねていると


「危ない!!」


イリスが叫んだと同時に、目の前が真っ暗になる。

土砂が体の上からドドドザザダッと降ってくるのがわかった。

ルイーズは完全に油断していた。

近距離で火炎放射がされていたは間違いなかったが、そのまた後ろから火炎の死角になった状態でストーンゴーレム 砲撃型が砲撃をしていたのであった。

ほんの一瞬の油断でおそらくイリスを巻き込んだ。

目の前のお尻は間違いなくイリスのお尻なので、直撃するところだった私を庇ってくれたのだろう。

いったいどういう庇い方をすればこうなるのかわからなかったが、土砂が被さっている現状、どうしようもない。

手足は動かせないが、魔法は使える。

ルイーズはプチ土魔法しか持っていないが、魔力を多く使えばプチであろうとも中級並みのものを作れることを知っている。

ルイーズは土魔法を使ってイリスのお尻と自分の上に乗っかっている土砂を取り除いた。


すると、目の前には影移動で瞬間的に移動してきたシズカが立っていた。


「ルイーズ、イリス、大丈夫?無事? ミカぁぁあーーーー! ヒールかヒーリングリジェネレーションをかけてあげてーー!」


「あっ、ハァァァァーーーイ!」


ミカはかなり遠くにいたが、返事をしていた。

すると、私とイリスの体が少し光ったと思ったら、体が気持ちよくなってきた。


「これが、ヒーリングリジェネレーション。すごいわ。もう回復した。」


イリスも気がついたようだ。


シズカはミカに声をかけた後、闇鎧を起動させて、闇移動をしながら、ストーンゴーレム火炎型に近づき、闇剣と闇槍を高速で投げつける。

きれなかったものは、闇剣と闇槍を闇穴に変化させて、ストーンゴーレム火炎型の上部を闇没させて切り取る。

切り取った部分はどこに行ったかはわからない。

残った車両部分が体積の2/3は占めているので、きっとドロップは大丈夫だろう。


シズカ一人で20台はあったであろうゴーレムたちを次々と壊していく。

影を移動しているため、ゴーレムたちは全くシズカを捉えきれていない。

よく見ると、ノズルのようなものが地面に突き刺さり、何かを吸い上げているようだ。


『まっ、まさかダンジョンの地面から魔力?土?を吸い上げて放出しているのかしら?だとしたらほぼ無限に攻撃することができるということになるわ。なんて恐ろしいゴーレムなんでしょう。だとすると、近接ですぐ倒すのが一番の対処方法ですわね。シズカ様があれだけお強いとは知りませんでした。私は完全に負けています。あぁぁぁぁ、シズカさんの余裕のある態度は、あの強さがあったからなのですね。さすがリュージ様のご友人でいらっしゃる。まっ、まさかご友人と言いつつ、リュージ様の、もっ、もしかしたら非常に親しいご友人なのでは……。』


ルイーズは自分の自ら招いた一瞬の油断で、思った以上の精神的ダメージを負ってしまった。


『シズカ様はお強い。でも、私も負けない。必ずリュージ様の隣にいても違和感ないぐらいの強さを身につける。そうじゃなきゃ鬼人族じゃない!鬼人族の誇りにかけて強くなる!』


シズカはルイーズがそんな風に思っているとはつゆ知らず、全てのゴーレムを壊し尽くした。


その後は、リュージがドロップを回収しイベントリ鑑定を行った。


イベントリ鑑定


・クレイゴーレムの魔核:クレイゴーレムの魔核

・ストーンゴーレムの魔核:ストーンゴーレムの魔核


・ゴーレムの放射器:ゴーレムのパワーを放出することができる放射器

・ゴーレムの火炎放射器:ゴーレムの火炎のパワーを放出することができる放射器

・ゴーレムの供給ノズル:ゴーレムのパワーを供給することができるノズル。


先頭の鬼人族や後衛の獣人族も敵と遭遇していたようだったが、少数の敵だったようで、何とか対処して無事だったようだ。

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