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080 中級ダンジョン探索33階層

ーージロー視点ーー


33階層に入ったところで、リュージのいるチームからジローのいるチームに交代した。

33階層はやはりというべきか、出てきたモンスターはゴーレムだった。


33階層モンスター

クレイゴーレム トリ型

ストーンゴーレム トリ型

クレイゴーレム モグラ型

ストーンゴーレム モグラ型


最初に発見したのは、トリ型モンスターだった。


ジローはトコートに鑑定を頼んだので、ゴーレムだというのはすぐわかった。

この階層から鑑定のできるトコートがジロー組に入った。

ジローはクレイゴーレム トリ型とストーンゴーレム トリ型がどうやって飛行しているのか、非常に興味があり、めちゃくちゃ凝視してしまったのだった。

凝視し過ぎて、鬼人族の精鋭たちが弓でゴーレムを威嚇する時まで、気付かなかったぐらいだった。

油断大敵、いけないいけない。

リュージさんに怒られてしまう。

ジローもクレイゴーレム トリ型とストーンゴーレム トリ型 に向けて、ストーンクリエイトの応用で作ったストーンスピアを投げつける。


トリ型は、動きはゆったりした感じだが、横に上手に傾き、ひょいひょいと器用に避ける。

非常にバランスがよいゴーレムだった。

業を煮やした獣人族の精鋭が風魔法で飛び上がり、クレイゴーレム トリ型を剣で切りに行った。

10数匹のトリ型 ゴーレムは獣人族の精鋭との空中戦に入った。

すると、足元の大地から、少しの振動があった後、急に鋭い尖った槍のようなものが突き出してきた。

これには数人が怪我をした。

トコートが鑑定した結果は クレイゴーレム モグラ型とストーンゴーレム モグラ型だった。

地面から土魔法で鋭い槍先を出すという、予測もしなかった攻撃方法だった。

空のトリ型ゴーレムは風魔法で攻撃してくる。

地中からはモグラ型モンスターが土魔法で攻撃してくる。 と言った2段構えの攻撃方法だった。

上と下の両方に対して注意を払わねばならず、

『これはものすごくヤヴァイ。』

とジローは思った。

たが、ジローは空中は獣人族の精鋭がいるので、上は全く気にせず、最終的に捨てた。

というか、地面から引っ切り無しに、鋭い尖った槍が出てくるので、避けるのに必死だった。

ジローの靴は安全靴で足先には鉄板が入っている。

また、ジローの靴は不思議なスプリングも内蔵されており、高く空中にジャンプすることができる。

しかし、靴底は補強していない。

鬼人族は持ち前の俊敏力で上手に避けている。

どっちにしろ、このままでは拉致があかない。

ジローは少し焦ってきたが『自分に何ができるだろう?できることを精一杯やろう」と考えた。

すると、あるアイデアを思いついたのでやってみることにした。


「ストーンクリエイト!!」


ジローは地面に手を当てて、辺り一帯の地中5メートルぐらいの土を使って、50メートル四方ぐらいの大きなテーブルを作った。

すると、地面からモグラのような形をしたゴーレムが出てきた。

鬼人族はそのままデーブルにに乗っかったまま、ア然としていた。

ジローはデーブルの下に潜ると、テーブルの足を太く大きくしながら高くしていく。

そしてほぼ同時にセミセラミックまで地面を硬化していった。

クレイゴーレム モグラ型とストーンゴーレム モグラ型はセミセラミック化した地面で壊れたようにウロウロしていた。

ある程度、プログラムされたゴーレムだと思われるが、想定外の事態になすすべがなく、右往左往している


「こんなに大きなテーブルを作るのは自分も初めてっす。リュージさんに褒められたテーブル作成は自分にとって土魔法の原点を探るようなもんす。」


そうこうしているうちに鬼人族の戦士が地上に降りてきて、右往左往しているクレイゴーレム モグラ型、ストーンゴーレム モグラ型を倒していった。

10数匹はいたゴーレムは全て獣人族の戦士に倒された。

空中戦になっていたクレイゴーレム トリ型とストーンゴーレム トリ型との戦いは、獣人族の精鋭にキッチリと倒されていた。

しかも、ドロップが散らばらないようにとの配慮でジローが作った50メートル四方はあるであろうデーブルに誘導しての徹底ぶりだ。


「獣人族精鋭はマジ ごいすー!剣術もすごいっすが、連携や戦いのカンがヤバヤバ。洗練された職人芸のようっすねー。」


ジローは獣人族をベタ褒めだった。


「ジロー様の土魔法のワイルドさには負けます。これほどの規模の土魔法は見たことないです。 普段作り慣れているものとはいえ、その発想力は素晴らしいですね。」


獣人族精鋭の代表 ガブリエルもジローのことをベタ褒めだった。

二人はなぜか馬があい、宴会の時も二人して肩を組み、飲んで歌ってリュージの素晴らしさを語り合った仲だった。

あまりに盛り上がり過ぎて、寝る直前まで一緒だったぐらいだ。


33階層モンスターのドロップ


・クレイゴーレムの魔核

・ストーンゴーレムの魔核

・ゴーレムの浮遊石

・ゴーレムのジャイロ

・土の精霊石 中

・風の精霊石 中


鑑定大

・ゴーレムの浮遊石:ゴーレムなどを浮遊させることができる魔法石。魔核と連動させて使用することができるリファレンス(プログラミング言語)が刻まれている。

・ゴーレムのジャイロ:ゴーレムのバランスを保つための装置。


『ゴーレム トリ型がバランスが避ける力があったのはジャイロがあったからっすね。』


その後3回のゴーレムモンスターと遭遇したが、ジローの土魔法を利用した戦術で全く苦戦せずに34階層まで進んだ。

ジローはリュージにドロップを渡すと同時にコピーをもらい、交代した時間を利用して様々な実験と検証を繰り返していた。

「神たちに拾われた男」スライムの発想がすごいね。

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