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105 魔族との戦い2

魔族の調査隊は『なぜ先遣部隊が突然いなくなったのか?』を調査するもの、全くその痕跡が発見できずにいた。

それもそのはずである。

魔族の隠密部隊が密かに見ていたのはかなりの偶然で、味方の侵攻度合いをずっと見るのは特に任務にはなっていなかったからである。

それでも見ていた魔族の隠密部隊のものは忽然と消えたと証言している。

1部隊1万人の行進なので早くはないが、ずっと凝視していたわけでもない。

本来、通ってくる道に現れてこなかったのである。

結局は原因究明の調査した調査隊は、成果を全くあげることはできなかった。

できたのは、以前、世界樹のパスをつないだとされる別の場所からきたエルフがなにかをしたのではないか?という、想像をする程度であった。

いずれにしても、エンシェント大陸に侵攻することは、エルフの摩訶不思議な力によって阻まれたという結果となり、しばらくは見合わせるということになった。



エンシェントワンの族長 ルーベンスはリュージから借りたエアースコープを使って魔族の様子を見ていた。

他の部族長たちも同様だった。

魔族が侵攻してきている事実は紛れもなかったが、一旦、引き下がった様子を見て、族長たちは安堵したようであった。


「ともあれ、リュージ様のおかげで、魔族は退けることができたようだ。各地のダンジョンに送った精霊石回収の精鋭たちもこんなに早くに魔族が侵攻してくるとわかっていれば、もっと早くに撤収できたであろうが、いない状態であったから、今回は無抵抗で制圧されていたであろう。危なかった。」


「誠にそうでありました。我がエンシェント ファイブの精鋭はダンジョンの最下層近くまで潜っていたので、戻ってくるのにどんなに頑張ってもあと7日はかかったことでしょう。残留部隊の戦力だけでは本当に危なかったと言えます。」


続けてエンシェントスリーの族長マイトが話し出した。

「本来、ワシらエルフが受ける被害は計り知れなかったじゃろ。たとえダンジョンに潜っている精鋭たちがいたとしても、魔族たちは圧倒的に残虐非道であるし、数も多いから ダメじゃったろ。 老人や子供を平気で盾にする奴らじゃ。どんなことをしてもエルフの郷を蹂躙したことじゃろう。」


「ところで、リュージ様はどこに行かれたのでしょうか?誰がご存知でしょうか?」


聞いたのはエンシェントフォーの族長のフィッチェンだ。


「リュージ様は魔大陸に渡って、見てくるとおっしゃっておられました。」


ニナルゥは予め、リュージから聞いていたので、ここで初めてリュージが魔大陸に渡ったことを族長たちに伝えた。


「なっなっ、なんと、魔大陸に渡ったですとぉ?単身で渡るなど無謀な。いくらリュージ様が強かろうとあまりにも冒険しすぎではないだろうか。」


ルーベンスは驚き呻くように述べた。


「ご安心下さい。リュージ様は空間魔法使いなので、戻ろうと思えばいつでも戻れます。そしてリュージ様ほどの強さがあれば、魔王さえも倒してしまうかもしれません。」


ニナルゥはさらっととんでもないことを話しした。


魔大陸に渡ったリュージは変身して、魔族として潜入していた。

しばらく、魔大陸で過ごして、情報を得たのち、リュージは魔大陸からエンシェント大陸に渡る回廊に、罠を仕掛けた。

具体的には3種類のものを仕掛けた。

一つは無限にループする罠、どんなに頑張っても、ある一定の時間が経つと、入った入り口に戻されてしまう。

二つ目はトラップワールドへ転移する罠、トラップワールドに転移したら生き残った魔族と再会できるが、トラップワールド以外には行けなくなる。

三つ目はダンジョンの下層に転移する罠であった。

罠が張られたのは、エンシェント大陸に渡る回廊だけだったので、エンシェント大陸に渡ろうとすることがなければ問題ない。

抜け道はあるだろうが、ランダムに罠が起動するため、すり抜けて渡るのば実質レアケースでワザワザそのような無謀な賭けにでる輩はいないだろう。


リュージは魔大陸に渡る貴重なゲートを手に入れた、、

いつかのタイミングでリュージも魔大陸にきて、ダンジョン探索や魔大陸自体を見て回りたいと思ったのであった。

リュージが魔大陸からエンシェント大陸、そして中級ダンジョンの探索に戻れたのは約1週間ぐらいしてからになった。


その間はダンジョン探索に関してはリュージの命令で休みにしていた。

ジローはその間の1週間を利用して、色々なゴーレムのトライアルに勤しんだ。

元の世界にあってこっちの世界にないものを模索した結果、いろいろなものを考案することができた。


前回紹介したもの以外にできたのが


・温度調節ゴーレム:魔法で部屋の温度の調節ができるゴーレム。


・水道ゴーレム:魔法で水が無限に出てくるゴーレム。


・下水ゴーレム:排水を綺麗に分解してくれるゴーレム。


・トイレゴーレム:排泄物を分解してくれるゴーレム。分解したものは堆肥とすることもできる。


・ソファベッドゴーレム:ベッドにトランスフォームできるゴーレム。普段はソファとして稼働している。


などの開発に取り組んだのであった。

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