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【完結】誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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第42話:それだけ大切にされてるんだと痛感する


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。




私達の関係が一つ進んだからか、私は要さんといると恥ずかしい気持ちはちょっぴりあるけど、それ以上に安心感が増した。

私達は会社の中でほぼ一緒に過ごすのだ。公私混同は一番避けたい部分だ。特にこういう立場上、気を付けないとやっかみからあらぬことまで言われそうだ。しかも相手は社長という歩く会社の看板だ。


私は顔がニヤけないか気を付けていた。



「ねえ、あなた達、どこまで進んだの?」



ふと、二人でお昼を食べていた時に石川さんがそう言ってきた。



「────えっ?!」


私は慌てふためいていた。



「な…。何を急に?!」


「うーん、だって付き合ってもうすぐ2か月でしょ?今の子って早いって言うからもうしちゃった?」


「────へっつ!?ま、まだですよ!」


私はキスですらこんなに恥ずかしいのにその先なんてまだ時間がかかると思っていた。それなのにいきなりそういう質問をされたので思わず「まだ」と答えてしまった…あぁ……………。




「ふふっ。〝まだ〟ね。ふ~~~ん。」


「な…。なんですか……………。」


「今の子って3回目のデートで身体の関係になるそうよ?」


「それは人それぞれでは…。」


私は至極全うな答えをしたと思っていた。



「んー、でも社長って前に付き合ってた人いたんでしょ?きっともう経験済みだと思うし、だいぶ我慢してくれてるのねぇ……………。」


「はっ?」


「そりゃ成人男性だもの、そういう気持ちに普通なるでしょ?もう2か月よ?よく我慢してるわ。」


「………………。それって金山さんはどうだったんですか?」


私は思わず金山さんと石川さんの場合はどうだったのか知りたくなったのだ。



「え?私達?やだ、もう!そんなの3日目で全部知ったわよ。」


「────え?!3日?」



目の前の石川さんはコクンと頷いていた。


「だって、あの人モテるし?私だってモテていたからアッチも焦ってたみたいで……………。」


「あ…、わかりました。もういいです……………。」


私は聞いたのが間違いだったと後悔した。どっちもモテモテだからお互いが心配だったと……………。私達の場合は社長はモテるけど、私が恋愛初心者だから悠長に構えてたということだ。それに社長は合わせてくれてたんだ……………。それはわかっていたつもりだけど……………。


元カノとの時はどうだったんだろう……………。



私は不安になった。元カノとも同じように大切にしていたのかしら……………。知りたいような知りたくないような……………。



私がヤキモキしながらいつものコーヒーを買いに社外へと出た時だった



「こんにちは。」


そう女性に声をかけられたので振り向いてみたが




「………………?」



私はどこか見覚えがあるような気はしていたが、知らない女性だったので声をかけたのは私ではないんだと思ってそのままその場を立ち去ろうとしていた。



「やだ。そこのあなたよ。え…と、春川奈々さん。」



────?!私?



私はもう一度振り向いて彼女を見た。






ご覧下さりありがとうございます。二人の関係が一つ進んで嬉しい反面恥ずかしい気持ちの奈々。そんな奈々に先輩である石川がレクチャーします。

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