番外編 卓越少女は馬鹿にし、
昨日は中等部への入学式があった。
セラフィーナさん達は中等部2年生へと進級、私も同じ校舎に移ることになる。
レオンハルトさんは大学部へ入学するそう。妹を1人にするのが心配なのねと思いながら、私は何とも言えない気持ちになってしまった。
まるでお兄様みたいだなぁと思いつつ。
そして今日は、選択授業をする日だそう。
体育学、家庭学、魔法学の3つから一つを選択し、その後細かい選択も執り行う。
例えば、体育学は中でも座学、剣術、銃術、体術というように分類されており、高学年になればなるほどどれか一本を極めていくことになる。家庭学は座学、料理、刺繍とかなど。
魔法学は人数が少ないからか、座学と実践の2つのみ。実践の中では上級下級を分けているみたいだけれど。
もちろん魔法学に行くつもりは一切ない。
体育学も前世での経験がバレてしまう可能性はある。……家庭学だって前世での溢れるような才能が直向きにされるかもしれないことは考慮しなければならないけれど、3つの中なら全然申し分なく…
「な、なな、なんでそんなことになるの…!?」
「混ぜてただけですが…」
「お菓子なら…っって駄目駄目落ち着いて!?」
「お、落ち着いてますよ…?」
「針通すだけなのよ…?」
「やってますよ…!」
…あれぇ…?おっかしいなぁ…。
「優雅にお茶会…は、いけるのね…」
疲れたように座る上級生のお姉さん。えっと…確か名前は、そう、エヴリン様。
何故か手を焼いてくれるとても優しい方だ。
「エヴリン様…それでも私家庭学に…」
「…まあまあ、落ち着いて!体育学と魔法学も見てから決めた方が良いわよ、毎年後悔する人とか多いんですもの」
そんな事言われましても…理由があってその二つは辞退したいのよねぇと言うわけにも行かず、なんとなく立ち上がって体育学と家庭学の方へ向かう。
レオンハルトさんはいないとは思うけれど、魔法学にはセラフィーナさんやネフェルさん、体育学にはモーセさんやイグがいると思うと足取りが重い。
エヴリン様も言っていたように、体育学には王子様もいるらしいから、気を引き締めないと。…王子様なら大人しく家庭学お茶会専攻でもしてなさいよね…全く。
「はーっハッハッハッハ!貴様如きがこの俺様に敵うと思うなよ!」
そして辿り着いた体育学。
…なんとまぁびっくり。イグとモーセさんが意気揚々と剣を交えているではないか。レオンハルトさんの話ではイグが好戦的になるのは真剣を持った時だけと聞いていた筈なのに、木刀でもそうなってるじゃない。どうなってるのよ一体。
「やっぱつえーよイグ!でも俺だって負けないぜ!!」
そしてモーセさんもモーセさんでいつも好戦的だから、止める人居なくなって2人の独占試合になっている。
……上級生も同級生も止めなさいよね。下級生にはキラキラした瞳を見せる子もいるけれど、半分くらいは恐怖してる子もいるのよ…
「ちょっとリスク!」
ちょうど近くにいた、中等部3年リスクルビダ・カモミートに声を掛ける。すると、ちょっと大きめの声で「ティーア!」と言われてしまう。
「いや、声出してほしいわけじゃ……」
「久しぶりだね、来てくれるなんて思わなかったよティーア!」
…リスクのその声に、2人の戦いが一瞬止まる。
所が、そのまま止まり続けるイグとは違い、モーセさんはすぐに木刀を振り被った。その所為でイグの木刀が飛び、一直線でこっちに向かってくる。
魔法で粉々に…と思うも、リスクが前に出てくれるので何かをするというわけでなく…。そのまま持ち手を上手にキャッチするリスクの笑みは、どことなくレオンハルトさんを思い出させるような物だった。…つまり、ちょっぴり怖い。レオンハルトさんの影響力はなんて凄まじいのかしら。やめてほしい限りだわ。
「てぃ、てぃてぃ…ティー…ティッ…」
「…壊れた魔道具みたいにならないでよ、イグ」
駆け寄って固まるイグに呆れてしまう。
ガッチガチのイグは、ガッチガチのまま「ご、ごめ…!」と謝ってくる。別に大した話ではないので「大丈夫」と言い切っておく。
「それよりリスクにありがとうは?」
「あ、ああ、ありがとう、リスク殿…!」
「いえ、楽しそうで何よりです」
ため息をついていると、モーセさんが「ティーア!」と声をかけてくれた。
「久しぶり!」「ええ、久しぶりね」
にっこりと笑みを浮かべるモーセさんに、私も全力で笑みを返す。
それから他愛もない会話をする私達だったけれど、これでよく分かったわ。体育学を選んだら、何専攻でも厄介なことになるということが。
座学専攻にはリスクやイグ、そしてモーセさんは剣。銃や別の…に関して言えば、ただでさえ居ない女の子の人数がもっと居なくなる。なので、やはり体育学は論外であろう。
「てぃ、てぃてぃ、ティーア嬢、その、今のは…!」
「……この前見たから、気にしないで頂戴、」
「あっ…それも…そっか?」
リスクが「この前?」と聞いてくれるけれど、「大したことじゃないから」と言っておく。
少し怪しむような目を向けられ拗ねたように固まってしまうリスクだったが、陛下に言えないようなことを簡単に言っていいわけがない。……むしろ陛下じゃないからこそ言ってやりたい気分だった。
「そんなことよりティーア!もっかいあれ見して!」
「あれって何よあれって…」
「魔術の陣、だっけ?俺もできるようになりてぇんだ!」
「えっ、モーセもティーア嬢の魔術の陣、見たことがあるの?」
そして余計なことを話していくモーセさんとイグ。お願いだからやめて……ホントにお願いだからやめてって…!
「……ティーア、モーセ“も”って…」
「……や、やりたくてやったわけじゃないわ…!ただ、その…使わざるを得なくて…っ」
リスクが小声で聞いてくるので、私は慌てて弁解してみる。しかし、中々に変わらない状況。……とても悔しい限りだが、どんな理由があれ使ってしまったという事実は拭えない。こんなことになるなら普通の魔法か精霊の力でも借りれば良かった?でもあの程度で借りるだなんて、私としても申し訳ない。
あのモグラ、強かったと言えば強かったけど…大罪魔導師を操者とする魔物よりかは全然強くなかったもの。単純な強さは超えてたかもしれないけど、……大切なのはやっぱりここよね、頭。脳無し魔物に屈する私じゃないわ、流石に。
「なぁ良いだろ!もっかい見たいんだ!」
「……俺も、見てみたい、かも…」
2人はキラキラとした表情を私に向けてくる。
「……………………嫌よ、絶対嫌」
ここで断れば面倒なことになりそうな気がするが、断らなければもっと面倒なことになりかねない。魔術の陣をこんな所で展開したらそれこそ陛下へ直接伝令が下される。この前の一件を騎士達が本当に陛下に言っていないかすら私には分からないということに心底気が気じゃないというのに、今ここで新たな心配を増やしてたまるものですか。しかも、ここでやれば必ず……
「……おや!お久しぶりですティーア嬢」
「どうして貴方がここに…!?あ、えと、お久しぶり、です…」
しかも、騎士もいるし!どう…どうしてここにおるのよ!さては護衛か!?護衛ね!護衛しかあり得ないわ、くぅ…ちゃんといるじゃない護衛!しかも割と堂々と!
「ティーア、バラク副隊長と知り合いなの?」
「えと、いや…うん、知り合い、かしら…?」
彼の名前はバラク・シンクレア。
第二番隊副隊長。セラフィーナさんやレオンハルトさんからの情報によると、この前の一件ではちょうど2人と共に作戦会議室に居たとのことだ。
あの時割と前の方に居てくださった方で、副団長から数えて5番目くらいには頭を下げてくださった方なので覚えていた。見た目は優しくおっとりとした方なのだけれど、所属は先行部隊こと第二番隊、しかも副隊長。おっとりは見かけだけの可能性があるので要注意人物だとは思う。
「貴女様のことは新兵や一部のプラーミア学生から女神だと聞いておりましたが、改めてあの時はありがとうございました」
「あの、もう感謝は程々に…、いや、そんなことより何を聞かされてるんですか…!?」
感謝なんかよりも気になるのは完全に女神の案件だわ、完全に!どうして女神になってしまったのか、改めてその経緯を知りたいとつくづく思う。
バラク副隊長はキョトンとしてから、「知らないのですか?」と聞いてくる。
「知っ、知りませんっ!!」
「そうでしたか!大変申し訳ないことを…あとで新兵には力強く言っておきます」
いやまぁ、理由によっては別に大したことではないのだけれど…。
でも、私が半年程前【降臨】という言葉を使ったから、【女神】と呼ばれている、とかだったらすぐに対処をしないと。
バラク副隊長は「私も知らないので、後で聞いておきますね!分かったらお伝えします」と悪気なく言ってくれる。……流石にこれ以上関わるとこちらとしてもよろしくない未来が見えるし、聞きたい内容は割としょぼめなので、「レオンハルトさんかセラフィーナさんに伝言させてください」と言っておく。
「あ、あと…敬語はやめてください副隊長、……私、年下なので!」
「え?いえ、ですが…」
「お願いしますっ、バラク副隊長!!」
まだすんなり敬語を外してくれそうもないバラク副隊長。しかしこれは私にとってはかなり大事。ただでさえ色々身分やら何やらでレオンハルトさんの件で巻き込まれたのに、騎士団副隊長に敬語を使われている、だなんて噂が広まれば大惨事になること間違えなしだわ。
私とバラク副隊長がお互い譲りそうもなく睨み合っ…いや、見合っていると、後ろから「ぷふっ…」と吹き出すような声が聞こえてきた。
慌てて振り返ってみると、リスクが目をそらして肩を震わせているではないか。
「り、りすっ…ちょ、待ってどうして…!?」
すると、イグもまた吹き出して笑い始める。……モーセさんはどうして笑っているのか分からないのかキョトンとしてたけれど。私だって分からない。
「リスク!イグ!どうしてそんな笑ってるのよ!」
「ご、ごめ…ふっふふ、あっはは!……やっぱりティーアは…その、どこか抜けてるというか、その、ふふっ」
呼吸し辛くなるまでしっかり笑っているリスク。……どこが抜けてると言うのよ!と怒ろうかしら…とまで思っていると、周りのザワザワ音が更に大きくなる。
先程までとは一風変わった調子。……これは、まさか…と思いながらそのザワザワへ目を向けると、そこには人集りができていて…ご丁寧に通路まで作られている。
こんな人の通路を意図せず作れるのは…と検討付けてみれば、思った通りの人物が顔を出す。
「げっ……」
「人の顔を見てその反応はないだろ、お前…」
それからその人物は皆に向かって「そろそろ見学を再開しよう」と言うので、私達はザワザワから解放される。……この影響力は羨ましい反面面倒であることは分かっている。例えば、どんなに知らない人に良い噂をされていたって、身近な人に良い風に思ってもらえなかったら意味ない、的な感じで。
「冗談ですレオンハルトさん、どうしてここに?まさか…留年…!?」
「その精度は廃止されてる、」
あらやだ、じゃあどうしてここにいるのかしら。
私が口を開く前にレオンハルトさんは教えてくれる。
どうやら大学部の授業の一環として、この選択授業見学の企画運営を任されているのだそう。そして魔法学にはミリアムさんも居るとのことである。そこは嬉しいけれど、レオンハルトさんに会うとろくなことに……
「何かあったか?」
「え?いえ別に何もないですけど?」
危ないわね、レオンハルトさんにその能力はないと分かっていながらも若干不安になるわ。心の声が漏れてたら最悪。
「そんなことよりリスク、何が抜けてるのよ!」
常識なら教えてもらったじゃない!と思いながらリスクの方を振り向く。
すると、失礼なことにリスクは再び笑おうとしてくるので、私は彼の頬をつまみながら見上げた。
「は、はにゃひてお…」
「……話してくれるまで離さない」
どうせまた笑うんだわ!と思い離さないでいる私。
数秒後、「はぁ…」と言ったため息が聞こえてくる。
「何よ、」
「それじゃリスクが話せないだろうが馬鹿」
「なんですってレオンハルトさん!もう一回言いなさいよもう一回!」
「聞こえてないなら良いんじゃないか?」
「ホントにアンタって人は…!!」
どうして意地悪なのよこの男…!根に持っちゃってあのこと! 今度はレオンハルトさんを睨むように見上げると、レオンハルトさんはたちの悪い悪戯っ子のような表情でそっぽを向く。
確信犯だわこの男!ほんっとにもう!!!!
「つまりあれだろ、お前には考えが足りてないんだ」
「はい?!私程考えてる人が他にいますか!」
「セラフィーナ」
「否定は出来ないけどっっ」
確かに私よりは沢山考えてそうよね。ゲームのことに、前世のことに、この世界のことに、魔法のことに…。常識と1000年分の歴史を覚えれば多少のことは分かる私とは違ってセラフィーナさんの場合は一から始まるんですもの。
おまけにモグラとかの生物だとか、そういったことも覚えているのだし。そういった意味では私より考えている人は居るけれど、問題はそこじゃないじゃない。
「考えが足りないって何よ!」
「そもそもリスクやイグをそう呼んでいる時点で、そして特待生として入学している時点でお前は年下以上に権力を持ってるんだ、……権力の大切さはお前だって分かってる筈だろ、」
……そして続け様に何も言えないことを言ってくる。やっぱり意地悪。だけど、皆に聞こえないようバラバラにしてくれたのはせめてもの優しさなのかしらと思うことにする。悔しいけれど、ここで更に不特定多数の人が聞いていれば、噂に尾ひれがつくこと等目に見えて分かるもの。
「……ってことなので、コイツに敬語は不要ですよバラク副隊長!」
「「「え?」」」
私と副隊長とイグの声が重なる。この流れ、完全に「権力持ってるんだから諦めろ」って感じだと思ったのに。
「ティーア嬢は御自分の立場を理解していらっしゃらないようですので、そのような方に敬意を示すのは不要かと、」
「……嬉しい配慮の筈なのに素直に喜べないのはどうしてかしら…」
「それは貴女の御心がお狭い所為ではないでしょうか?」
「………あらあら!…ちょっと殴らせてくださりますこと?」
「はっはっはっ!今できるものならどうぞ?全て受け止めさせていただきますよ」
私は怒りを堪え、レオンハルトさんに負けないくらいにこやかな笑みを浮かべておく。
バラク副隊長が「どうすれば…」と呟くと、イグは「学園では希望通りにしてあげたら良いのでは」と提案してくれる。イグはなんて優しいのかしら。
「……なあリスクルビダ・カモミート、俺難しい話よくわかんねーけど、ティーアとレオンハルト・エンシャンツは仲良いの?悪いの?」
「良いと思うよ、凄く」
リスクの言葉に私達は何も言えなくなる。
これが良く見えるというのならば眼医者を紹介しなければならないわよ。
「ならいっか!そんなことよりティーア!俺と勝負しようぜ!」
「え、えぇ…?」
レオンハルトさんやバラク副隊長との権力的話に飽きてしまった私は、そのままモーセさんの話を聞いてしまう。
勝負と言っても木刀を交えるだけでしょうし、それくらいなら力加減できそうね。魔法は使おうと思っても簡単には使えないわけだし、……少しくらいなら……
「良いわよ、」
「ほんとか!?」
「馬鹿野郎」
えっ、今…レオンハルトさん思いっ切り馬鹿野郎って言ったわね!?!?と思い振り返ってみると、レオンハルトさんはとても呆れたような目で私を見てくる。リスクは苦笑いで呆れていて、イグとバラク副隊長は興味深そうにこちらを見ていた。
「何が馬鹿なの!」
「……フィーナとの違いはそこだな、……お前の方が馬鹿だ」
「貴方私と会う時日に日に口が悪くなってるわよね!?」
誰がこの公爵子息をこんな不良貴族にしちゃったのかしら!
「セラフィーナ様はお断りしてるけど、……受けるんだねティーアは」
「私の頭の中には力加減という言葉があるのよ!!何も問題ないわ!」
「………問題大有りだと思うけどなぁ…」
酷いわこの伯爵子息様も!
「よっしゃ、やろうぜティーア!」
「少しだけだからね?」
こんなに喜んでくれているのだから、少しくらい良いじゃないと思ってしまうのは良くないのだろうか。いや、そんなことはない。
「民の笑顔を守るのが王族の、そして貴族の役目なんじゃないのかしら?」
「「ぐ…」」
ってことで、私の勝ちね、2人共。
「………ティーア、君は……」
「ん?」
何も言えなくなるレオンハルトさんとリスク。そんな彼らの隣で、イグは俯いていた。
「……君は、俺の何を知っているんだ?」
……私が彼の何を知ってるかって聞かれても困るのだけれど。
「………ちょっとレオンハルトさん、イグがおかしいわ。お医者様に診てもらった方が良いんじゃない?」
「お前は鬼か、」
「悪いけど普通の人間よ、鬼族に失礼なこと言わないでちょうだい」
別にイグのことはレオンハルトさんの知り合いで、セラフィーナさんの同級生で、モーセさんのように騎士学選択で、リスクのように座学専攻で、騎士達とちょっと仲良しの普通の男の子だと思っているもの。
彼の何を知っているのか聞かれたらそこしか答えられないと思う。それしか知らないし。
「……まぁでも、イグ。…コイツはお前のことはただの知り合いとしか思っていないと思うぞ、それ以上でもそれ以下でもない、……コイツにとっての俺のようにな、」
「知り合いって失礼ね、私は貴方のこともイグのことも家族のように大切な特別な存在だと思ってるわ」
「誰にでもそういうことを言ってるとそのうち酷い目に遭いそうだな、」
「じゃ、その時は守りなさいよ。…それとも、セラフィーナさんの特別な存在である私でさえも守れない?」
「自分の身くらい自分で守れ、」
「あら、釣れない王子様ですこと」
……それが本音なのかは知らないけれど。
「……何だよ、」
「あら、何も言ってなくってよ、ただ…可愛いなって思っただけ」
「…………………………は?」
「そんなに怒らないでちょうだいっ」
まだ根に持って意地悪したくなっちゃう所も、子供らしく拗ねちゃう所も、追いつきたくて頑張っちゃう所も、自信があるように見せかけて自己肯定感が低い所も、実は繊細で色々考えちゃう所も、妹さんが最優先な所も、皆に優しくなろうと思っている所も、それでも私を気遣おうとしてくれちゃう所も、……全部、可愛いなって思うわ。
私は固まったレオンハルトさんの肩を叩いてから、「これからも頑張りましょうね」と言い放ち、そのまま木刀を片手にモーセさんの方へと向かう。
……うふふ。また弟が出来たみたいでちょっと嬉しかったのは、レオンハルトさんの威厳も考えて…仕方がないから内緒の話にしてあげることにするわ。ありがたく思ってね、レオンハルトさん。




