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【ニ万PV感謝ですっ!】魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ
正式編

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閑話その22

閑話その22


「いらっしゃいませ~!!」


私はロコリコと呼ばれるコンビニチェーン店で働いている。


今日はレジ変更に伴い、出勤時間が十一時から十九時に変更になった。


「お腹すいた」


いつもならばこの時間帯は朝ごはん食べているいるのに、久しぶりに眠れるからって眠りすぎた。


「帰ってリンフィーしながらやらない?」


「良いねそれ、ダイエットなるし気持ちいいしで一石二鳥だよね。頭いいじゃん」



コンドームを買いながらこの会話するカップルにムカつきながらもバーコードをスキャンした。


ていうかリンフィーはピロッチ2の全身を使う運動ゲームだろうが、そんな使い方するなよボケ!!


なぜここの客はこんなのばっかりなんだ。


我慢していたのだが、一向に支払いボタンを押さずにぺちゃくちゃ喋っている。


「お客様、お話でしたら家でやりながらでもしてください。後ろに列が出来ていますので」


このカップル睨むなよ、事実お前らのせいで列が出来てんだよ。


「もう二度とこねぇよカスが!!」


こっちこそ二度ど来んな!!


そういいたいけど、あのカップル常連客だからまた来るんだろうな。

……ったく、相手すんのめんどくせぇな。


この店に来る常連客の大半があんなのばっかで飽き飽きする。

この地域どうなってんだよ。


いつもタバコを買うジジイか。


変更前のレジなら素早く帰らせれたけど、変更後の今日はどうだろうな。


「ホメル十ミリ」


「ホメル十ミリですね」


変更したばかりのレジではタバコのやり方自体が全く違う。


そして私は今日初めて変更したレジでタバコを売るのだ。


「何チンタラしてんだよ役立たずが、とっととしろよ!!」


「変更したレジで初めてするもので、多めに見てください」


「んなことこっちが知るよ、やり方ぐらい聞いてんだろやれるだろ若いんだから」


こちとら一時間前に軽く教えられたぐらいで出来るわけねぇだろ!


酒もタバコもまた触ってねえのによ、ならテメェもすぐ適応出来んだろ、出来るから言ってんだよなこのゴミがよぉぉ!

こちとらテメェ如きゴミを簡単に殺せんだぞ、我慢してるだけありがたいと思えよ。


「申し訳ありません。柚木さん、少し良いですか」


「なんや畠中。……お客様、年齢確認を押されておりませんので、押していただきませんか?」


「やっぱ次から柚木ちゃんに頼むわ。柚木ちゃんの方が信用できるからな、この畠中のガキと違ってな」


このクソジジイ、マジでぶち殺すぞ


ピロピロピロピロン


「ありがとうございました~。柚木さん、本当に助かりました」


ジジイの退店を確認した柚木さんは、いつも私に優しい。


「別にええんで、気にせんでも。当然のことをしたまでやからな」


柚木さんはこのコンビニの先輩であり、いつも私を助けてくれる良い先輩だ。


レジが変わったこともあり、いつも以上にバタバタしたためこの日の八時間は私の体感時間あっという間だった。


「流石に今日はお酒飲みたいです。柚木さんは飲まないんですか?」



「ウチはあんま飲まんなぁ、たまには飲んだりするけどな。ほんまにたまにやで」


「意外ですね。柚木さんってお酒飲まないイメージがありましたから」


「まあ外れてはないな。誘われたからしゃあない飲むかみたいな感じやからなウチ」


まあそんな会話をして帰った私なわけだけど……。


「……はぁ、なんでこんな時に魔物が出るんだよ、空気も読めねえのか!? テメェら元々は人間だろうが!! こちとらずっと気が立ってんだ、嫌ってほど発散に付き合ってもらうからな!!」



「私は片岡美佑(かたおかみゆ)、片岡戦隊のリーダー片岡レッドだ!! こんな見た目でも魔物としては三十八年生きているんだ! さあ悪の手先よ、この私と勝負しろ!」


「片岡だか、アタオカだかこちとら知らねんだよ!! こちとら空気読んで名乗りを待ってやったんだから、きっちりと発散に付き合えよな」


一時間後



「おいおい、もっと粘れよ!! アタオカ戦隊のリーダーなんだろう? 何回治せば良いんだよクソカスがよぉぉ! オラとっとと立てや!」


「やっ、やめ……て、これ以上は……謝るから。私、争い自体苦手だから……ごっこ遊びして楽しく過ごしたいだけなの。だから一緒に遊ぼうよ」


あぁぁぁ、イライラするイライラするイライラする!!

こいつ私の身体を何回もバラしやがって……我慢するこっちの身にもなれよなぁ。



「今日みたいなゴミ共の相手を毎日毎日我慢しながらやってるんだよこっちはよぉぉぉ!! なんでテメェら魔物は堕ちたからって我慢一つしねぇんだよ!! 我慢ぐらいしろやガキかテメェらわよ!」


なんでいつも人間風情の相手にぺこぺこしなけりゃなんねぇんだよ!!


「金がねえからだよ!!」


依頼の報酬じゃあ売っても金になんねぇし、なんでこんな生活しなきゃなんねぇんだよ!!


金さえありゃ、もっと色々と買えんだよ!!


なんで私はあんな暴力家族のために我慢してんだろうな。


「まっ、たまには発散しなきゃなぁぁ!!」


さらに二時間後


「……ふぅ、成仏完了っと。さて残骸は喰わせてもらうとしますかね。お腹空いてるし」


魔物なら無料で肉が食べられる上にストレス発散も出来る。


まあいつかは私もなるんだけど、なるまでなら……何をしたって構わないよな。


なった後でも人型の魔物はいるわけだし、魔法が使えることには変わりねぇし……どっちでも良いや。


……あぁ、でもこの憤りを使う魔法はどうなるんだろうな。

そのままなのか、はたまた強化されるのかは知らないけど、今はどっちでも良いか。


「そういえば、あの常連の子最近来ないな。あの子柚木さんと知り合ってから、いつも退店時に頭をペコって下げていくから印象に残ってるんだよね。名前は知らないけど、高校生ぐらいに見えたし……この時期的にも文化祭あるよね? もしかしたらそこの子かも」


あっ、そういえば美咲ちゃんのクラスメイトって言ってたし、あの学校の子だ。


柚木さんが業務中に結界魔法を使った上に回復まで使ってたけど、どうだったっけ?


ウォークインから見てたから詳しくは知らないんだよなぁ。


まあ、その子の腕の血を掃除した時に内心でキレかけたのは覚えてるんだけど……まぁいっか。



「OGだし……入っても、良いよね。準備ぐらいなら」


帰宅した私は酒をがぶ飲みしながら、入ってみるかと決意したのだった。


「…………ぷはぁ、やっぱり酒は美味い!! それにまあ拒否られたら諦めるけどね」


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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