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【ニ万PV感謝ですっ!】魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ
正式編

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第七十三話

第七十三話



「なんなのよこの空間は……この見た目は体育館ですわね。懐かしいですわね」


「ただ座っていると貴様も可愛いではないか!!」


「ちょっと深春ちゃん、この子は座っていても魔法を使えることには変わりないんだから警戒を怠ったらダメだよ」


「そういえば貴様はここに入ってから落ち着いているのはなぜだ!?」


「分からないわよそんなこと。ですけれど、感傷に浸っていると考えれば妥当ですわね。アンタたちのことももう少し教えなさい。この場所で殺すなら元生徒会長としてはそうしておきたいのよ」


高槻さんと、夜千夜さんには時間稼ぎを任せるために二人を魔法の対象からは除外して同じ空間に入れた。


朱莉と朝倉(右眼黄)さんが、隔離空間ならば重力が無効化される可能性があると教えてくれたことで僕たちは簡単な作戦を立てることが出来た。


その間に僕たちは音の聞こえない恐怖で千紗さんの方向だけを吸音し、千紗さんには聞こえないように隔離空間内で作戦会議をしている。


その際、朝倉さんの瞳は黒だった。


「二人ともに作戦の確認をするけど良い?」


二人は了承し、朱莉が最初に話した。


「風香ちゃんの卒業式の魔法のこの空間のその後に」


「「凛子さん(アタシ)の魔法で眠らせる」」


朝倉さんと朱莉の考えはここまでは大体は一緒だった。


朱莉はここに付け加えた。


「私が愛の魔法で風香ちゃんの複製を作る。千紗さんがこの複製を攻撃すれば三倍して変換するようにしているからそこに凛子さんの強制睡眠も付与出来るようにしてほしいのだけど、そういうのって出来ますか?」


朝倉さんは、指で丸を作り『オッケー』と発言した。


その提案に僕も付け加えることにした。


「それなら、焉恋の獄も使えば複製が触れて脳破壊が出来ればたとえ再生されても朝倉さんが話せる時間は稼げると思うけど、二人ともどうかな?」



狂卒式ならば強制返事がなくとも千紗さんは返事する。


たとえ返事がなくとも、否応なしの強制返事は確実に発動する。


捜索依頼で千紗さんはとてつもない死の恐怖を感じながら死んでいた。


ならばその光景を見せながら攻撃出来る。


僕はこの狂卒式には改良を加えている。


改良内容は周辺の恐怖を上映し対象の精神肉体の双方に体験させる。


その上で最終的に"在校生"と自らが現在一番恐怖するものに同時に襲うように改良した。


変えた部分はまだ少ないけれど、有効打になる可能性を高めるための改良だ。


僕はこのことを二人に話した。


「それなら~、話せる時間が出来そうで良い案だと思うよ~。今の君たちだと千紗ちゃんを殺せないのが良い塩梅だよね~」


正直なところ高槻さんたちで殺せない千紗さんを僕たちでは殺せないのは分かっている。


だからこそどこまで通じるかを試さなければならない。


ここで足踏みしているようでは雛には勝てない。



雛に勝てなければ咎なんて夢のまた夢なんだ。


元の生活に戻るために、何一つ無駄には出来ない。


「朝倉さんの強制睡眠って、対象を指定出来たりするんですか?」


ここが一番重要だ。


もし指定出来るのであれば千紗さんだけを眠らせて魔女会で管理出来れば咎戦の戦力として使える可能性がある上に上手く利用出来れば、延命のための訓練相手にも出来る。


たとえ希望的だとしても、生き残るためには利用できるものは利用しなければならない。



「僕は準備出来てるけど、二人はどう?」


朝倉さんの強制睡眠は夢はないとはいえ雛戦での眠らされない戦い方の訓練を出来る。


今回の千紗さんならば、平衡感覚の訓練にも利用できる。


『朱莉、重力対策の魔法完成した。この後試せる』


『分かった。私も準備出来るからいつでも良いよ。生き残ろうね、風香ちゃん』


心の中での会話ならば、おそらく朝倉さんには聞かれることはないと思う。



「風香ちゃん、凛子さん、私も準備完了だよ」


朱莉の完了合図を聞いた朝倉さんは僕の質問に答えた。


「指定なら簡単に出来るよ~。まあ感情が昂らなければになるから~なるべく昂らせないように頑張るよ~」


それなら、僕と朱莉の作戦もどうにか出来そうだ。


魔女会完了にすれば、朝倉さんもいつでも会えるだろうから、たとえ事後報告でも了承してくれるはずだ。


「それと最後にもう一つ朝倉さんに聞きたいことがある」


「どうしたの~?」


「もし千紗さんとずっと一緒にいられるようにしたいって僕が言ったら協力してくれる?」


「……それは協力するけど~、出来るのかな~?」


「魔女様の分身さん、朝倉さんと千紗さんが会えるようにし続けることって出来ますか?」


「可能だ」


その一言を聞いた朝倉さんは悩みながらも


「作戦を終わらせてから決めるね~」と言っていたので僕は作戦開始を宣言した。



『それなら作戦を始めるよみんな!』


口パクで分かるようにした後に、吸音を解除し上映を始めた。


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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