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【ニ万PV感謝ですっ!】魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ
正式編

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第七十一話

第七十一話



森にきて早々に僕たちが見た光景は、地面が深々とくり抜かれたくぼみまみれの荒地だった。


森に近づくほど足が重くなる感覚がある。

何かしらの攻撃なのだろうかと疑問を抱きながらも僕は朝倉さんを案内できるように探知魔法を使用した。


するとこのくぼみ付近には漆黒が多数存在した。


死の恐怖が充満するということは相手が誰なのか記憶を辿ることで分かる。


死の記憶を辿った際に共通点を見つけた。


飛行している人物が地面にくぼみを作り無差別に殺していたということだ。


『この私に跪きなさい愚図共!』


多くの記憶がこの言葉を聞いている。



くぼみは飛行した後に作られたもの。


ならば最低でも飛行プラス重力の魔法ということになる。


もし可能性が高いとして、朝倉さんに伝えてもいいものなのかどうが判断しかねてしまう。


だけど、朝倉さんの依頼を達成しピアスを手に入れなければならないんだ。


「気負いすぎないで大丈夫だよ風香ちゃん。私もついてるからね」


この温もりがいつも僕に力をくれる。


「ありがとう朱莉、これなら言えそうだよ」


仮定の話とは言え朝倉さんには伝えなければならないことだ、ぼかす必要はない。


「朝倉さんに伝えないといけないことがあります。千紗さんのことが関係している可能性があります」


「ふぁ~、どうしたのそんなに怖い顔して~」


僕が見た恐怖の記憶を朝倉さんに見せた。



それを見た朝倉さんの瞳は黒と青が混じった。


「それはお灸を据えないとだね~。こんなに捻くれちゃった千紗ちゃんにおばあちゃんが拠り所になってあげなきゃだね~」



朝倉さんの右眼の色が黄色に変わった。


「多分千紗ちゃんの影響だね〜」


朝倉さんは、僕と朱莉を小さく手招きし口だけ動かした。


『ついてきて、もしかしたら千紗ちゃんと話せるかもしれないから』


朝倉さんが向かっている先には今もなお漆黒が生まれ続けている。



それ以外だと何故かシーソーが見えるけど、この辺りに公園でもあるのだろうか?

公園で恐怖があるとすれば遊具での事故だ。

シーソーの記憶があったのもここ最近で死亡事故があったのだろう。


……話が逸れた。


その大半の記憶に千紗さんが写っている。


全てではないということは他の誰かも森にきているということになる。


だけど、朝倉さんの向かっているのは千紗さんの居場所と見て間違いない。



ありえない仮説が頭をよぎる。


霊が魔物になってないと思いたいのは僕の願望に過ぎないのだろう。



……なんだか、身体が重くなってきた、ということは近づいているのともいえる。


「朱莉、大……丈夫? 僕の方は厳しいかも」


数秒しか浴びていないというのに、重すぎる。


「私はもう……無理かも」


「朱莉、僕の背中に乗って」


僕は無理矢理になったが、朱莉を乗せた。


身体強化をすればギリギリ歩けるのが小さいが救いというものだ。


それに戦いになったらまず確実に殺されてしまうだろう。


何か魔法を作ることさえできれば動ける可能性がある。

だとしても重力を軽減する魔法なんて、どうすればいいんだ。


…………重力はいわば地球の恐怖だ。

もし、もしも宇宙の恐怖で無重量に近い状況に出来れば、この重力と精算されてゼロに近くなってくれるのではないだろうか?


という希望的観測をした僕は早速魔法を作ることにした。


魔法を作る際に感じたのは、魔法を作るときの回路が少なくなり工程が減っているということだ。


痛みを我慢するために思考を早めるなんて僕らしくない。


これが正式な魔葬少女になったということなのだろうか。


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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