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【一万二千PV感謝ですっ!】魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ


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閑話その14

閑話その14



再び咎様に反旗を翻した輩が現れた。


咎様の表情を見ていればわかる、この笑顔は想定外が起きた時だ。


ならば私が排除しなければならない。

信仰の感情にかけて!


私が探るとどうやら他国の街が魔葬少女制度に反対しながらも魔葬少女を喰らったことが分かった。


一般人がそんなことをすれば人間として死ぬというものを……能無し連中は咎様のありがたみを理解していない。


咎様が世界を支配しているから、私たちは感情を抑え込まずにのびのび生きていられるというのに!


想定外は咎様にとってご褒美に近いのかもしれない、その邪魔をするのは忍びないけれど咎様の身に何かあってからでは遅い。


希望の魔葬少女の時も私はそう思って動いたのだ。


咎様が生きておられる世界こそが至高なのだ!


……それでいうと私は特に毒島様が気に入らない。


あの方は咎様に魔法を教えていただいた初期勢というだけで羨ましいというのに、咎様に反旗を翻したことさえ何度もあるのだぞ!


それだけでは飽き足らず咎様からのご指名を雑用などと……だが、私には実際荷が重すぎる。

私が本気を出しても億の数を殺すのには五年以上はかかる。


……無駄な考えは捨てて咎様のために行動しなければ。


私が発見したのは、半分魔物の男人間、咎様曰く"魔人"に襲われている魔葬少女だった。


「主の嘆きを受け入れよ"神の(オーバーレイン)"」


「お…………まえ!」


「発動が遅くなるというのに慈悲として一々詠唱してやったんだ、感謝しろ能無しが」


魔人は私を睨みながら潰れた。


助けられた魔葬少女は深々と私にお辞儀をしやがった。


私は咎様のためにしただけだってのに、一々律儀な奴だ。


「この度はお助けいただきありがとうございます!!」



「おい、そこの魔葬少女……そんなにお礼を伝えたいなら日本に行け、咎様が助けてくださる。そういうのは生き残ってからにしろ」


「はい!! その際はどうか貴女にお礼させてください!」



この女は魔葬少女だからと、この魔人を殺さないようにしていたのか怪我をしていた。


「転移するのは待て、その傷を治してからにしろ。そんなみっともない姿を咎様に晒すつもりか!」


「しかし……出来るだけ温存しておきたいのです。まだ死にたくない」


「……はぁ、それなら私が治してやる」


「それでは貴女が死んでしまいます」


「そんなことを気にするぐらいなら咎様に感謝しろ」


私は強引にこいつの傷を治した。


「何から何まで感謝致します。せめて転移だけは私にさせてください」


「そうしろ。それと日本で過ごす際は魔女会に登録しておけ、この国よりは守ってくれるはずだ」


咎様にとって魔葬少女は被験体だ、それなら死なせず大切にすることも咎様のためのはずだ。


全ては咎様のために。


他国での咎様布教も私の使命の一つであり、魔法能力の維持にも繋がる。


私の魔法は信仰さえしていれば常時最大火力で使える。


咎様の娘のあの雰囲気は完成すれば、咎様の仮の肉体としては上出来と言えるものになる。

不覚にもこの私でさえ一瞬、咎様ご本人だと錯覚するほどだった。


(これは冴木満の信仰ゆえの思考です。咎自身は、最高傑作候補の被験体としか思ってません。作者より)


新たな信仰対象としては候補に加えても良いとさえ考えている。


考えに耽っていると再び魔人が数人現れた。


「その格好お前魔葬少女だな!! ぶち殺してやる。お前らのせいで平和だった俺たちの国は壊れたんだ! 根絶やしにしない限り元には戻らないんだ!」


「娘を返せ!」


ガミガミ五月蠅い能無しだな。


私は舌を出して親指を下げた首で一の字を書き魔法を放った。


「……っはははははははは!! この私に喧嘩を売るなぞ片腹痛いということを思い知ったか能無しが!!」


「あの、それはやり過ぎなのではないでしょうか」


この魔葬少女、まだ居たのか。


「やり過ぎな訳があるか、この私をコケにしたのだぞ! この私をコケにするということは咎様をコケにするのと同義だ、それだけは絶対に許されない!」


「そういうものなのでしょうか?」


「そういうものだ!」


この魔葬少女は転移する前に深々とお辞儀をしながら私の名前を聞いてきた。


「あの貴女の名前を教えていただけませんか? 知らない状態ではお礼が出来ないので」


「一々お辞儀するな。……私は冴木満(さえきみちる)だ」


七期ということまでは説明しなくても構わないだろ。


「ミチルさんですね。自己紹介遅れました、私はミカエル・ミハング・パトリシアです。気軽にミカエルとお呼びください」


お辞儀をしようとするのを止め、転移を急かした。


転移したのを確認した私は、信仰魔法を最大で使用し、十秒で街の魔人と人間だけを浄化した。


数万人ぐらいならすぐに終わる……だが魔法を使えばの話なのが毒島様と私の違いであり、技術の差なのだと思い知らされる。


毒島様は魔法無しな上に片手で終わることを私は魔法を使わないと終わらせることが出来ない。


いつかは私が毒島様の地位に立って咎様から指名を受けてみせる!


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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