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魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ


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第二十六話

第二十六話



僕と利根島さんが目を覚ますと香澄さんが何かの準備をしていた。


「お二人さん、おはようさん。何をしてんのって顔してんの丸分かりやで」


僕たちに分かりやすく香澄さんは説明してくれた。


「これはお二人さんの感情を増やすための楽しい楽しい訓練やで。その名もチキチキ映画鑑賞訓練や! 今までの訓練が過激やったのは目に見えてるからな、映画鑑賞なら各々の感情を増やせる上に使い方の発想も学べて一石二鳥っちゅう考えや!」


映画鑑賞を訓練にするって、本当に今までの訓練に比べて楽しそう。


「だよね風香ちゃん! 私、風香ちゃんとこういうデートみたいなことしたかったんだ〜」


利根島さんが軽率なことを言ったと感じたのか香澄さんは真剣な表情で注意した。


「お二人さん、忘れてへんかこれは訓練やで。デートなんて生優しいものやない。朱莉風にいうならこれは一生に一度の新婚旅行や!! 楽しみつつ夫婦生活について学ぶんやで!! 好きな映画で学ぶんやで」


香澄さんも大概だった。


でも朱莉と新婚旅行か……憧れるかも。


「追加でアドバイスや、たとえつまらんなぁっちゅう場面でも魔法のヒントは隠れとる。隅々まで楽しむやで! ちなみにウチはこの方法で魔法の応用を学んだんやで。休憩がてら学べるお得な方法や」



僕と利根島さんはそのアドバイスの通りに様々なジャンルの映画を隅々まで楽しんだ。


二日後


僕と利根島さんはそれぞれ思いついた魔法とその応用を香澄さんが見守る中魔物に試した。


僕と利根島さんは合体魔法を思いついた。


その効果は利根島さんの愛と僕の恐怖を使い対象を内側から蝕み二十秒もあれば対象の内側を喰い破り"悪魔の子"が産まれるものだ。


今はまだ思いついたばかりで改良をその後という感じだ。


僕自身は二つ思いついた。


一つ目は青春ものを見ていて思いついた。


その効果は強制的に"卒業式"を開催する。


体育館程の空間と"在校生"を生成し、在校生が対象を呼び、呼ばれた対象は否応なしに返事をする。

返事をしたのち"卒業証書"が渡され、受け取った対象は在校生から対象が一番恐怖を感じる方法で殺される。


二つ目は純情の遠距離恋愛ものを見ていた際に思いついた。


その効果は対象をマーキングし強制転移させる。

僕から離れれば離れるほどマーキングの効果で対象の最も恐怖する物を身体中に生成する。

対象が僕に近づくほど生成は収まる代わりに対象の愛するものが壊れ続ける映像を強制的に見せ、僕が対象に一瞬でも触れれば対象の脳は破壊される。




利根島さんが思いついたのは、"愛の囁き"

僕と一緒に見ていたホラー映画で恋人同士が死ぬ前に想いを伝えるシーンを見ていて思いついたようだ。


その効果は対象の愛する者の声で対象の一番傷つく言葉を言われ続ける。

聞けば聞くほど身体が崩壊していくというものだ。


利根島さんは一つしか思いつけなかったと嘆いていたけど、結構エグいの考えるものだなと感心したし……いやほんと利根島さん凄いな。


僕と利根島さんの魔法は魔物相手にも通用した。


だけど、魔物は魔法を使ってこなかったことを鑑みるに正式じゃないのだろう。


この魔法が正式勢に届くのか、試してみたくはあるけど、今は練度を高めるのを最優先させる。

練度を最大限高めた際は香澄さんに訓練を頼もう。


「よしお二人さんとも、ええ応用の仕方やな。ホンマえげつないなぁ、お二人さんがこれで雛って……ウチたちの苦労はなんやったんやろなぁって心底思わされるわぁ、成長が早過ぎるでホンマ」


僕と利根島さんは香澄さんに魔法の調節、感情のコントロールをしてもらうことになった。


「お二人さんの魔法やら感情のコントロールをする際に、魔女会の依頼も同時にこなしてもらうで。実戦で学べることの方が多いんやしちょうどええやろ」

読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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