第二十一話
第二十一話
魔女会に所属することになった僕と利根島さんは先輩たちから感情のコントロールを教わることになった。
「そこのヒヨッコども、この私が叩きこんでやる。覚悟しろよ!」
僕と利根島さんに話しかけてきたのは、暑苦しい少女だった。
年齢的には僕とそんなに変わらないか歳下ぐらいなのに魔女会に所属しているということは僕と利根島さんよりは強いと考えた方がいい。
「教えてほしい」
僕の返事が気に入らなかったのか暑苦しい少女は大声を出した。
「返事はハイかYESだ!! ヒヨッコA!」
「ヒヨッコAってまさか僕のこと?」
僕が質問すると暑苦しい少女は即答した。
「そうだ!! ヒヨッコBは黙らず返事をしろ!」
ヒヨッコBは利根島さんのことだろうな。
暑苦しい少女は燃えるような炎を纏い僕と利根島さんを無理やり転移させた。
「ここで感情のコントロールを叩き込んでやる」
「ここは……」
利根島さんが呟いた時、暑苦しい少女は大声で『自宅だ』と叫んだ。
「あのこれって監禁になるんじゃ」
僕が質問すると全力でならないと一喝された。
「まずは自己紹介から始める。私は高槻深春十五歳の中学三年生だ。使っている感情は"熱意"だ。次はヒヨッコどもの番だ!」
十五歳って、そんな若くて魔葬少女に……しかも魔女会に所属出来るほどの実力者ということになる。
僕と利根島さんは自己紹介を済ませた。
「そうか、風香が恐怖で朱莉が愛だな」
名前呼びに変わった。
「ならいい方法がある」
高槻さんはそう言って僕のお腹を貫いた
「がっ、は……何するの急に」
「コントロールをするならまずは振り切った後に調整する。これが私のやり方だ。恐怖も愛もこれで両方出来るはずだ」
言ってることは分かる。僕が恐怖を感じれば感じるほど朱莉は僕に対して愛を使う。
振り切ってから微調整のやり方も僕自身納得できる。
ならば今は従おう。
「よし、これで今は放置だ。再生することは許さない、再生させたら殺す。安心しろ風香、ご飯は朱莉が食べさせる」
僕は四肢をもがれて放置されることになっている。
止血は終わらせている上に痛覚も麻痺させた。
再生させたら僕は本当に殺されるだろう。
これも強くなるためだ、受け入れよう。
高槻さんは任務に向かい僕と利根島さんの二人きりになった。
「何も出来なくてごめんね、風香ちゃん」
「いいよ、これも二人で強くなるためだから。朱莉考えてごらん、これ……アーンなんだよ」
「……そっ、そうだね。そう考えたら恥ずかしいね」
「だね。……それと朱莉、ちょっと食べた後トイレ行きたいんだけど連れて行ってくれない?」
「なんだか同棲みたいだね」
利根島さんもこの状況にだいぶ慣れてきてる。
そういえば最初のころはこの状況で怯えていた。
一時間後
「さて頃合いだな。覚悟を決めろよ風香、熱意百パーセントだ!!」
「ぐっ、あぁああぁぁ!!」
急になんで、こんなに痛みが…………痛覚を麻痺させたのに、なんで……朱莉、朱莉
「朱莉一緒に居て、お願い……離れないで!! お願い一緒にお願い、お願いお願い」
「離れないよ。大丈夫、風香ちゃん、私は絶対に離れないから……ずっと一緒だからね」
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




