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【ニ万PV感謝ですっ!】魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ
正式編

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第七十八話

第七十八話



「安心してよ風香、誰も殺しはしないから。今回は攻撃を実戦交えで教えてあげるねぇ。そう殺しはしないから……それ以外ならするから安心してねぇぇ!」


「僕と朱莉の日常を壊しておいて何が安心してだ、ふざけるなよ源綾音!! これ以上壊されてたまるか!!」


今まで溜まった感情が僕の身体から溢れて出ている、そんな感覚がある。


「溢れ出すほど強い感情を溜め込んでいたなんて、良い傾向じゃないかぁぁ!!」


『風香ちゃん、私が隣にいるから、安心して魔法を使っていいからね』


『ありがとう。朱莉が隣にいてくれて本当に良かった』


この感情を制御出来れば、僕は確実に朱莉と長く一緒にいることが出来るはずなんだ!


「風香、君も喰らってみな」


源綾音は僕の喉奥に無理矢理、肉塊の一部を捩じ込んできた。


「んごっ……」


えづいているのをお構いなしに源綾音は腕を奥へ奥へ入れていった。


「風香ちゃんから離れて!!」


朱莉が腕を引き剥がそうと奮闘しているが、びくともしないどころが、更に勢いが増した。


『朱莉、もういいよ。そろそろ意識が飛びそうだから……逃げて!!』


こんな状況で心で会話が出来ることに感謝するなんて、思ってもみなかったな。


……この記憶は、複製のものか?


『多分今、複製と記憶の共有が起こってる。正しいなら四人でこの教室に向かってるみたい』


今朱莉を逃せば……いや、朱莉が僕を置いて逃げるわけないよね。


『朱莉、少し時間を稼げる? 僕のことは我慢してほしい』


『頑張ってみるけど、私は攻撃される前提で動くから風香ちゃんも我慢してね!』


「そろそろ吸収される頃合いだな」


源綾音はその呟きの後に、腕を引き抜いた。


「ゲホッ、ゲホッ…………」


現在僕の身体の中には同じ学校の先輩の肉が入っている。



その事実がもう日常が戻ってこないという考えに至らせてしまう。


すると源綾音がカウントダウンを始めた。


「3……2……1…………0」


0と源綾音が口にした瞬間、僕は自らの身体の異変に気づいた。


溢れ続ける感情が身体の中に入り込んでいるだけでなく周囲の肉塊の人の恐怖を取り込んでいるのが分かる。


「源綾音、僕に何をした!!」



「……ここで教えるのは、咎様の意に反している。だからヒントだけなら教えてあげる。"野に咲く花は恋する乙女"」


源綾音から出てきたヒントは意味が分からず、僕と朱莉は困惑してしまった。


そんな中でも黒は濃くなる一方で、心中焦りを隠せていなかった。


「……そろそろ約束を破ってしまう頃合いか。風香、この肉塊共を治せ。安心して攻撃もしないから」


いつもならこんな明らかな罠には乗らないが、肉塊にされた先輩たちを死なせるわけにはいかない。


「今回だけはその誘いに乗ってやる源綾音」


治している最中に僕はあることに気がついた。


治療で使用している右腕が熱を持っている。


だけど、今試す訳にはいかない。

治療後に試すべきだ。


二分後


一教室だからか、治療速度が上がっている。


「その顔、実感しているんだねぇぇ。腕の違和感はこの私に試してみればすぐに分かるから試してご覧」


「遠慮なく!!」


源綾音に魔法を放つと、威力が段違いに上がっていた。


周囲から取り込むだけでここまで変わるものなのか。


「一人で擦り傷をつけるとは最高の成長じゃないかぁぁ!! 正式になったばかりでは擦り傷レベルになるのは珍しいというのに、今後に期待だな。これも朱莉の存在が大きいのだろうな」


源綾音は朱莉を指差し、命令した。


「風香が成長出来るかどうかは貴様の手にかかっているのは明白だ。必ず風香を共にあり続けろどんな時でもな」


「そんなこと、言われなくてもそうするに決まっているでしょ!!」


「言質はとったからな、離れてどんなことをされても、文句は言うなよ。今回はここまでにしとてやる。安心しろまた教えに来てやるからなぁぁぁ!!」


そう言い残した源綾音は、姿を消した。


「放せ!! お前がしたこと言いふらしてやるからな!!」


治療を終えた先輩の一人が、叫びを上げながら教室から飛び出した。


その瞬間微かにお酒の匂いが漂い、記憶の共有も合わせ、女性が近くに来ているのが分かった。


なので、治療した人たちを逃すために、教室から出た。


すると予想通りにあの酔っ払いの女性が物凄い剣幕で走ってきていた。


「なんかやばい感じがしたが、大丈夫だったか!!」


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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