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第六話 ”龍の証”瀧昇 ”九尾の証”白狐

「瀧昇!」

「白虎。国王様はなんて?」

「君たちはここに来てすぐなんだから休んでろだって。ちぇ、俺達もなにか任務があると思ったのに」

「でもまあ、居場所ができただけありがたいよ。任務があろうがなかろうが」

白狐が瀧昇の顔を見る。

「ま、それもそっか」

手を頭にやって地面に寝転ぶ。

「国王様がいなかったら、俺達は今頃このあたりを彷徨ってたんだよな」

「俺達に証を与えてくれて、生きる意味を与えてくれた」

「素質があるみたいだぜ?龍と九尾。生物の証は今までなかったんだって」

「調子に乗るなよ。戦場での死因の大多数を占めるのはゆ……」

「油断だろ。それくらい大丈夫だって。自信を持つことは大切だろ?」

「お前の場合、自信じゃなくて過信になってるから言ってやったんだけど」

「そんなカリカリしなさんな。カルシウム足りてるか?」

白狐は立ち上がって少し歩いて言った。

「お前のせいだけどな」

「すこし、手合わせしようぜ」

「たまにはいいこと言うじゃないか」

両者は剣を構える。

「”九尾の証”」

「”龍の証”」

不知火(しらぬい)‼」

竜吟狐嘯(りゅうぎんこしょう)‼」

両者の技が激しくぶつかり合い、大きな衝撃を作り出した。


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