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友達以上恋人未満ではないけれど  作者: 雲花エマ
修学旅行的なもの
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新幹線の中で

 赤根の言う通り、四人で向き合う形に座っている。

 白見の隣は赤根、俺の隣は紺野だった。でも、向き合う形になったら白見と向かい合わせになった。

 それで気付いたことがある。白見は学校に居る時よりもよく笑う。

 それはここが学校じゃないからというのは分かっていたが、冬休みに会った時よりも笑っていた。

 彼女を困らせるものがなくなったからだろうか。

 こんなに自然と明るい笑い方をする白見を見るのは初めてだった。

 これは誰のおかげなのか……、考えたくない。

 きっとこれは白見自身の力の結果なのだ……と思い込む。そうすることでやっと気にしなくなった。


 *


 よく目が合うな……と思うのは紺野はんだったけれど、紫桃くんとも少なからずは合っていた。

 でも、紫桃くんはすぐに視線を外す。だから、何も出来ない。

 紺野はんは目が合うと笑ってくれる。何も言っていないのに、その違いは何だろう。

 考えても考えても分からなくて、いくつもの駅を通り過ぎて目的地にどんどん近付いて行く。

 こんなに遠くまで来たことはない。初めての事ばかりで、紫桃くんに、この仲間達に感謝したくなった。

 だから、笑う。楽しいから。ただ、それだけのことだ。

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