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友達以上恋人未満ではないけれど  作者: 雲花エマ
修学旅行的なもの
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準備

 紫桃くんに言われて気付いたわけではない。けれど、テスト勉強でそれを忘れていたのは事実だ。

 だから、いそいそと準備をし始めた。こんなに楽しく準備が出来たのは初めてのことかもしれない。

 三月初旬、学年末試験がやっと終わり、ほっとしたのも束の間、三月中旬には終業式となった。

 もう、この学校に三年生はいない。三月初めの卒業式で卒業して行った。

 来年、私達はその三年生になる。そしたら、何が変わるだろう。

 進路を決める為のものは一年生の時に済んでいる。

 だから、来年も同じクラスだ。

 それは同じ仲間とまた過ごすということ。私にとってそれはとても辛いことだ。

 だけど、頑張らなくてはいけない。

 私はちょっと、変わらなくてはならない。

 そう思えたのは、きっと紫桃くんのおかげだ。

 だから、私は数日後に迫った修学旅行的なものを楽しむつもりでいる。


 *


 もうじき、始まる。楽しい事をしよう。そうすれば、少しずつ、白見は必ず変わってくれるはずだから。それを信じて歩いて行こう。

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