前へ目次 次へ 50/145 落ち着いた頃に やばい、恥ずかしい。 今まで紺野はんと一緒だったから平気だったが、ここは電車の中で、気付いた時には紺野はんが降りる駅の前の駅を一つ過ぎていたから、人も少なくなっていた。座ろうと思えば座れる。けれど、無理だ。今、ここに乗っている人達の顔を見ることが出来ない。明日なら出来るが今は出来ない。 とんでもない時間だった。 熱いのが暑い、涼めなくては。 窓に映る顔を見ることが出来ない。 どうしよう、あと一駅分なのに! 人知れず、あたふたしていた。