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冬休み
無事に終業式が終わり、いつもの冬休みが始まると思っていた。
なのに、紫桃くんからの連絡で全てが変わってしまった。
少しずつだけど、気付いても良かったのかもしれない。
彼はずっと誘ってくれていた。私を、修学旅行に。
本当の修学旅行は終わってしまったけれど、修学旅行的なものに行こう! と彼は言ってくれた。
言ってくれるのは嬉しかったけれど、あまり乗り気がしない。
小さな事で悩んでいたら、母が話を聞いてくれた。
行って来なさい、と前に少し進むことを応援してくれた。
それはたぶん、私が行きたかったからだ。
もし、行きたくないと言ったら、そっちを応援するだろう。
それが私の母だ。
*
白見に連絡して、白見に会って、自分の口からちゃんと白見に伝えた。
やっと少しずつ出来るような気がして来た。
白見がいつも笑顔になるように、俺はするだけだ。
*
紫桃くんに、『迷惑じゃなければ行きます』と送ったけれど、『分かった』としか送られて来なくて、まだ詳細がよく分からない。もうすぐ冬休みが終わってしまう。そうしたら、それは春休みになるのだろうか、少し不安になる。




