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出た先に
ずっと続くのは良くない。分かっていても止められなかった。
だから、九月下旬の今日、アカネちゃんがいなかったから、空き教室を出てしまった。
まだ、紫桃くんと二人きりで居るのが耐えられなかった。
*
空き教室を出て行くのは彼女の方が先だった。
その教室の出入口に赤根が居た。
昼休みなのだから当然で、今日に限って居る。
間の悪い奴だ。昔からそうだった。だから、いじめられていたんだ。
「紫桃君、クズ人間」
やっぱり、間が悪い。
「って、知ってる? 今日はその話をしようと思ったのだけど」
止めとくわ……という感じになった。
「クズで出来た機械、アンドロイドの話なんだけどね、おもしろいよねー」
漫画の話だと知っていた。




