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二学期の始まりに
登校日の時もそうだった。彼は普通に話しかけて来そうな雰囲気だった。
だから、何も言われないように彼を避けていた。
そうしなくとも彼はクラスでは話しかけて来ない。いつも誰かと一緒に居る。
本当にくだらないくらい楽しそうで、笑顔で過ごす。
私にはできない学園生活を彼は過ごしていた。
*
白見がこちらを見ているような気がしたが何もできずにいた。
もし、このまま前みたいに突っ切って、強行したら彼女は怒るだろうか。
今よりももっと。
臆病になって来ている?
それが原因で二度と彼女と話せなくなるのが嫌だった。




