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戦国かよ!!  作者: ランポス
荷駄押し道中膝栗毛
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11

ガサガサガサッ


寝返りを打つ度、枯れ草が身体の下で耳障りな音をたてる。

もう何度目の寝返りだろう。

思わずため息が漏れた。

明日からは城攻めが始まるんだ、そう思うと首筋辺りが固くなってくるのが、自分でも分かる。


緊張感するよな~


もちろん城攻めの主力は武士や足軽なんだけど、だからって俺たちが何もしなくっていいってワケじゃない。

戦闘に巻き込まれる可能性は十分にあるんだし。




「眠れぬのか?

俊之介さ」


小平太の声だ。

見回りの後、俺の横で寝転がっていたんだ。

俺は星が降るような清んだ夜空を見上げた。

明日の事を考えれば、腹の底から恐怖が這い登ってくるようだ。


「ああ、怖いんだ。

俺は小平太さみたいに気が強くないから」

「ふふっワシもじゃ。

ワシも怖いと思うておるぞ」

「え!

小平太さも?」

「ああ、ワシも此度が初陣じゃ。

手柄を立てたいとも思うが、そう思えば思うほど、余計に怖いとも思うのじゃ」

「そっか、小平太さもか」

「ああ、武士は弱気を見せぬものゆえ、誰にも言えぬが、ヌシには心の奥を見せても良いと思うのじゃ。

おかしな事よ」

「はは、俺もだ」


そうか、小平太も怖いのか

それでも逃げずに行くんだな


いったい俺の逃げ癖は何時からなんだろう?

高1で補導されてから、青木のくそったれ、サッカー部は我が校の恥さらしとか言ったんだ

見返してやりたくて、みんなで頑張ってみたけど、なまじ進学校だったからサッカーで成績を出しても勉強がダメなら青木には鼻で笑われたんだよな

あの顔は今でも覚えてる

悔しかったんだ

その頃からみんなやる気を無くしたんだっけ


だから今度は、何があっても逃げちゃいけない気がするんだ

今度こそは・・・

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