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お月見のイラストなんかに登場する、山盛りの団子を載せてあるような台。
それぞれの台の上には、お椀や小皿が載せてあった。
女の子は、その椀の中へ土鍋からすくった粥っぽい物を注いでいく。
その間におばさんは、ザルから取り出した漬物らしき物体を小皿に盛り付けていた。
なんかちょっと不衛生な感じ。
と、ここまできて、朝ごはんか!ってようやく気づいたわ。
いつも見慣れたご飯作りの風景とは、あまりに違いすぎてピンとこなかった、つーわけ。
ささっと盛り付けを終わらせたおばさんたちは、衝立の間仕切りごとに台を配っていく。
俺の分は一番最後。
火の番をしていた女の子が持ってきてくれた。
へっ?芙美っち?
思わず声を漏らしそうになったった。
似てる、似すぎてる、つか瓜二つ。
くりくりした大きな目、ちょっと大きめだけど快活そうで優しげな口許。
背は芙美っちの方が圧倒的に高いから、別人なのは分かるんだけど・・・
ヤバイ!ヤバすぎる!
ちょっとドキドキしてきた。
これってアレかな?
新人女優さんとかかな?
仲良くなれたらスゲーじゃん、俺ってば。
つか、ぜってー仲良くなりてー。
そうだ!
この子なら、ちょっとぐらい標準語でしゃべってくれるかも知んないじゃん。
優しそうだし。
「あの・・・
役づくり中だとは思うんだけど、ちょっとだけ標準語でいいかな?」
彼女は、優しそうな口許に困ったような微笑みを浮かべた。
「あの、あのさ。
名前・・・
とか聞いてもいい?」
「仝£ヰゞ〆?」
まーたーかーい!!




