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「ああ、ごめん。
ちょっと待っててくれ」
俺は、着たきりにしていたノースリーブの着物を脱いで、袖ありの着物を着て袴を穿いた。
この新しい着物は、昨日、ミスターからもらった物だ。
見苦しい格好で屋敷に出入りするなって。
「お待たせ!」
若いサムライに一声かけて、屋敷に向かって急坂を登り始める。
この人は見たことがあるな、と並んで歩く若サムライの横顔を見て思った。
「確かサッカーに来てたよね」
「ああ、覚えてござるか、これは光栄に存ずる。
如何にもさよう、ソレガシは清水の左近と申す。
今は殿の元で小荷駄方見習いをいたしおります」
「へ~そうなんだ」
何の仕事なんだか、俺には分かんないけど
「それってどんな仕事?」
「戦に備えて荷駄押しの差配をいたす役目にござる」
「あ、なーるほど」
って、結局分かんないっす
そこで屋敷に着いたので、雑談は自然に途絶え、俺たちは勝手口を通って待ち合いの中広間に入る。
俺は左近と並んで座り、この後の予定について聞いてみた。
左近は何でもない顔で教えてくれる。
この人にとっては日常なのだろうな。
「さよう、役目を仰せ付けられるまで、此処にて待つのでござる」
「へえ、待ってればいいんだ」
それはそれで退屈なような・・・
後ひとつ、かなり気になる事があるんだよね
「あのさ、朝ごはんって、どうなんの?」




