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初対面だしどこで地雷を踏んじゃうか分かんないし。
しかたない
返事は短くハキハキと。
「はい」
「うむ、では俊之介とやら。
面を上げよ」
「はい」
素直に顔をあげた。
目の前には1段高くなったステージがあり、真ん中に50過ぎのサムライが座っている。
白髪まじりだけど精悍な顔立ちの男で、ミスター・サムライって感じ。
ステージから下がった位置には、2人のサムライが座っていた。
そのうち1人は、俺も知ってる兵衛のオッサン。
相変わらず俊敏そうで何よりだ。
もう1人は知らない顔だな。
このメンバーの中では1番の高齢で、60は過ぎているだろう。
ミスターほどでは無いけど精悍そうで、目付きのやたらに鋭い男だ。
顔を上げなきゃよかったよ。
この3人のプレッシャー、ぱねぇっす。
2ch仕込みの地雷を踏まないテンプレ会話集が頭の中からぶっ飛んだ。
脳ミソが白紙答案状態のまま話が進んじゃいそう。
ちょっと待ってよミスター。
「ワシは、小岩の盛親じゃ」
「はっはひ」
「今日、お前を召し寄せたるは、ちと訊ねたい義があるからじゃ」
「はひ?」
「お前が引っ捕らえた男のことじゃ。
覚えておろう」
「はひ」
と、コクコク。
もう、いっぱいいっぱいてす、組長。
「あの男は、お前の見知ったる者か?」
「いえ、知りませんけど」
「では、あの佐吉なる商人はどうじゃ」
「初めて会った人ですが」
「ふぅむ・・・」
ミスターは目を伏せて唸った。
「有り体に申せば・・・」
と兵衛のオッサンが口にしかけて、ミスターを仰ぎ見る。
そしてミスターがうなずくと、オッサンは再び顔をこちらに向けた。
なんか意味深だ。
ヤバそうな話なら無理に聞かなくてもOKっす
つか、もう帰りたいです、組長




