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長い廊下を歩くうちにドキドキ感が増幅してくる。
なんかやばい
だってこの時代のサムライって、問題解決には暴力推奨ってタイプなんだろ?
よく考えりゃ、住民にショバ代を集って自分のシマを巡ってナワバリ争いとか。
まんま暴力団じゃん。
まさかホンとに就職面接とかじゃないだろうな。
ウチは代々カタギに在籍してんだぞ。
暴力団とか親に顔向けできねーよ。
うっかり就職でもして、鉄砲玉なんかにされたんじゃ・・・
あの佐吉って人、俺が出世するみたいなこと言ってやがったけど
図書って人に、余計なこと吹き込んでねーだろーな
もう組長と面接する気分だよ。
「ここじゃ。
殿がお待ちである、入られよ」
・・・着いちゃった
俺は心臓バクバクさせながら敷居を跨いだ。
部屋に入ると、もうね、土下座気分で這いつくばっちったね。
「その方が俊之介なる者か?」
「あ・・・あの・・・」
頭の上からよく通る声が降ってくる感じ。
返事しようにも、声が喉に絡んで言葉にならない。
「早ようお答えせぬか!」
「ひっひゃい!」
付き人っぽい人に怒鳴られちった。
我ながらチキンっぷりに泣ける。
でもでもだって、怖いものは怖いんだい!
俺がビビってるのに気づいたのか、図書って人の声が和らぐ。
「どうした?
しゃっくりか?」
「いっいえ」
「そのように恐れぬでもよい。
別に捕って食おうというのでも無い」
いやいや捕って食われるとか思って無いから
武士イコール893って気づいちゃっただけだからっ
だってここって暴対法とか無いんでしょ?




