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戦国かよ!!  作者: ランポス
夏の終わりに
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11

悪戦苦闘の末、俺はどうにか2尾の魚を獲って川から上がった。

小平太は、約束どおり火を焚いて待っていてくれた。




「遅いではないか、俊之介さ。

気を揉んだぞ」

「ごめんごめん、はい、これ」


俺は捕まえた魚を差し出した。


「おお!

ヌシは、さっかあのみならず、水を潜る術にも得てておるのじゃな。

いや、驚き入ったことじゃ」

「そんな大袈裟な」

「いやいや、大したものじゃ。

どれどれ、見せてみよ」


小平太は、懐から小刀を取りだし、受けとった魚の腹を割いた。

その間に俺は、濡れた足袋とサラシを脱いで火の近くに置いて乾かした。

串刺しにした魚に、ふみちゃんからもらった塩を砕いて振りかけ、火にかざす。




「どうじゃろう」


小平太はさっきから待ち遠しそうに、何度も火の通り具合を見ている。


「そろそろ良かろうか?」

「いいんじゃね?」

「よし、では食そうぞ」


それぞれに焼けた魚を手に取ってかぶりつく。


「これは旨いものじゃな、俊之介さ」

「だね」


どちらからともなく顔を向けあい、腹の底から笑いあった。




いつの間にか日は西に傾き、風が涼しさを増している。


夏は、もう終わるんだな


幾つ季節が巡っても、こんな穏やかな日が、きっと何時までも続くんだ。

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