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戦国かよ!!  作者: ランポス
夏の終わりに
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6

来るぞ!


小平太の蹴りは見切ってる、失敗はあり得ない。

俺はぽんっとボールを蹴り上げた。


ああ!


ところが小平太は、さっと俺の左足の上へ重ねるように右足を突きだした。


ポンッ


小平太の足に弾かれたボールは、ころころと草むらに転がってしまった。


「どうじゃ!

俊之介さ!」

「あっはははは!

やられた、参ったよ小平太さ」

「おう!」


小平太は満足そうに笑いながら、その場に座り込んだ。


俺の実験的にも満足の結果だった。

日頃から武芸で鍛えてるだけあって、バランスも瞬発力も申し分がない。

でも小平太のキックは武道の蹴りなんだ。

これは色々と教えがいがありそうだな。


気がつくと、2人とも汗びっしょり。


「少し休もうか」

「うむ、そうじゃな。

ならば乳川に行かぬか?

彼処なら川風が吹くゆえ、此処より過ごし易かろう」

「いいね!

あ、そうだ!」


俺はさらにいいことを思いついた。


「ちょっと待ってて!」

「おい、何処へ行く気じゃ?」

「直ぐに戻るって!」




ふみちゃん居るかな?

ちょっと分けて欲しい物があるんだけどな


そう思って宿の玄関先から中を覗き込んだら、居た。

ちょうど土鍋に水を足してるところだ。

ふみちゃん背が低いからたいへんそうだな。


俺は土間に入って、一緒に桶を持ってあげた。


「あ!」


驚いたふみちゃんは、桶から手を離してしまう。

俺は構わずに、そのまま桶の水を土鍋に注いだ。


「はい」

「あ、そっその、かたじけのう存じます」


桶を返したら、ふみちゃんはもじもじしながら受け取った。


「全然おけ」

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