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戦国かよ!!  作者: ランポス
戦国ですね、分かります
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11

玄関を飛び出して地面を力一杯蹴る。

と、左の爪先がズキッと痛んだ。

でも、そんなことに構ってはいられない。

俺の天使が危ないんだから。




って、あれ?

ふみちゃんは見えるんだけど、ヤローはどこ?


焦りまくってキョロキョロする。


あ、あんなとこに居やがった


若い男は、ふみちゃんとは反対方向に向かって一目散だ。

幸いなことに男は、ふみちゃんを追う気は無いようだった。

ふみちゃん無事なんだ!

ほっとした。


それにしても、男はどこに行く気なんだろう。

たしかあっちは、郷の外に続いてるはず。


そうか、郷から出ようとしてるんだ!


んん?


走ってるんだよな、アイツ?

いや、確かに走ってるようではあるんだけど。

なんつーか、バタバタしてるだけで酷くノロマ。


無銭宿泊じゃないけど、どーしよ、追うか?

いや、考えるのは後でいいだろ。

逃げたってことは、何か疚しいに決まってら。

今大切なのはヤツを逃がさないことだ。


意を決してダッシュ!

足の裏が痛い、つか熱いぐらい。

でも、ヤツとの距離はぐんぐん縮まってゆく。

マジで遅い。

頑張ってる亀みたい。




俺の足音が迫るのを聞いて、振り返った男は一瞬目を見張り、直ぐに物凄い剣幕で怒鳴り付けてきた。


「しつけぇ小僧だ!

いい加減にしやがれ!」


勢いで追っかけたけど、ちょっと怖い。

ど~しよ、あ、そだ!


「あ、いえ、お客さん忘れ物です」

「え?」

「その~お泊まりにならないのでしたら、荷物とお金を返さないとなりませんから」

「お、おう」


男の表情が緩む。

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