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戦国かよ!!  作者: ランポス
戦国ですね、分かります
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そして素早く辺りを見回した。

俺もつられて辺りを見回す。

うん、誰も見てないね、で?

するとやにわに、ガバッと地面に手をついた小平太。


「このとおりじゃ、頼む!」

「ええ!」

「ワシにさっかあを教えてくだされ」

「何でそんなにサッカーしたいの?」

「ワシはのう・・・

ワシは強くなりたいんじゃ!」

「ええ?

サッカーで強くなるって・・・」


おまい・・・


Jリーグでも目指すんか・・・?


小平太の言葉が続く。


「この郷はのう・・・

この郷は豊かな良い郷じゃ。

じゃが近年、北の長尾平三や南の武田甲斐守から目を付けられておるのじゃ!」

「・・・ん?」


北の長尾平三ってのは知らないけど、南の武田っつーのは、ひょっとして武田信玄?




あー・・・


戦国ですね、分かります


もしかして俺、戦国時代に来ちゃったんか、ショック!!




「佐久の衆も諏訪の衆も、みな甲斐守に降ったそうじゃ。

父上が、そう仰せじゃ。

殊に志賀城の笠原殿は、降るも赦されず一族根切りのうえ、山下町の百姓達もむごい目に遭うたと聞く。」


小平太の目から、涙がぶわっと溢れだす。

思い詰めた表情だ。


「此処をかような目に遭わせるわけにはゆかぬ!

頼む・・・

このとおりじゃ。

ここはワシの生まれ育った郷じゃ。

ワシはこの郷が好きなんじゃ」


小平太の気持ちは分からなくもない。

そりゃあ誰だって郷里は大切だしさ。


でも、なんか方向性が色々ズレてるような

そもそもサッカーは格闘技じゃないわけで・・・




ふと遠くに目を遣れば、林の向こうに青く霞んだ山が見えた。


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