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戦国かよ!!  作者: ランポス
奥義炸裂!!
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10

「畏れ入ります。

・・・さりながら」

「下がれと言っておろう!!」

「こっこれは失礼をば」


あれ?和尚のヤロー、バカ小僧の勢いに押されて下がっちまったよ。

インテリっつーもんは、権力や暴力には弱いもんなんだな、うん。


バカっ小僧が勝ち誇って笑う。


「ワシは古厩の小平太じゃ!

見知っておくがよかろう」

「へー、んじゃ覚えとくわ。

そだ、挨拶がわりに良いもん見せてやるよ」


悪いけど、いい加減俺も頭に来てるんだよね


俺は、まだ固い桃の実を拾い上げ、ぽいっと空中に放りあげた。

何事が始まるのかと、小平太のバカっ小僧め、ぽかんと口を開けて見てやんの。

落ちてきた実を左足でさらうように受け止め、ぽんぽんとリフティングしてやった。

左足の爪先がジンジンするけど無視。


小平太のヤロー、俺の足の上で踊る桃の動きをびっくりした目で追ってやがる。


チャーンス!!


「よっと!」

ひときわ力をこめて蹴りあげた。

ポーンと高く上がった桃の実は、一瞬、空中で停止してから、引力に引きずられて地面に向かう。

そこをじっくりと狙い・・・


右足でシュート!!


桃の実は、小平太の左耳をかすめて後ろへと飛び去った。

狙いどおり。

顔はハズしてやったんだ、感謝しろバカ小僧め。

2~3歩後ずさった小平太め、ストンと尻餅をつきやんの。


ザマァ


和尚のヤツもぽかんとしてやがんな。

あ~スカッとしたわ。




我に返った小平太め、立ち上がりざま、取り繕うようにパタパタと埃を払ってから、しばらく黙ったまま俺を睨んだ。

それからゆっくりと表情が緩む。

なんか満足そうに見えるんですけど何で?


「なるほど、これぞさっかあなる武芸が奥義か。

しかと見届けたぞ俊之介」


おまっ奥義とか厨二かよ


呆気に取られる俺を残して、小平太のヤツ、くるりと踵を返した。

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