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「なに?
すぽおつとな?」
とたんに大痔ヌシが身を乗り出してくる。
「それは如何なる技じゃ?」
「はい、サッカーでございます、痔頭さま」
「うぅむ、いちいち地頭と呼ばれるのでは話もしづらい。
兵衛でよい」
「じゃあ兵衛」
「しっ痴れ者が!
兵衛さまとお呼びせぬか!」
インテリのヤツ目を白黒させて口から泡を吹きそうになってやがんの。
ザマァ
つか俺ヤバイの?
ところが以外にも、大痔ヌシが和尚を手で制した。
「よいよい捨て置け。
この者が言葉の通じぬ赤子のごとき者じゃと申したのは、そもそもそちであろう?
のう、青原寺の」
「は、は。
畏れ入りました」
どうやら和尚の文句はスルーされた模様。
痔持ちの兵衛は、またこちらへと顔を向けた。
「して、さっかあとは如何なる技なのじゃ?
組打ちの流儀か?」
組打ち?
グループで打ち合うとか野球?
「いえ、組に別れてボールを蹴りあうというか・・・」
「なに?
組に別れて蹴りあうとな?
なんと荒々しき技じゃ!」
そんなに荒々しいか?
「ふぅむ・・・」
何かしきりに感心してるんですが、これは?
「さようであったか!
いや得心いたした」
お、おう
なんか納得したった
「おお、そうじゃ!」
痔持ちの兵衛さまったら、急に真面目な顔に戻ったりして。
切り換え早っ。
「そういえばのう、こヤツの噂は小岩嶽の大根小屋にまで広まっておるようじゃ。
つい先だって、図書さまからお尋ねがあったわ」
「おお、さようで?」
これは予想外だったらしく、インテリ和尚も目を丸くしてら。




