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「これ、面をあげよと申すに」
どうりゃいいのよ?インテリくん?
和尚をチラ見。
「顔をあげよ!」
インテリくんったら小声でアドバイス。
俺は少し体を起こしてみた。
サムライの声は機嫌が良さそうだ。
「おう!
見れば見るほど大兵な男よな。
身の丈六尺は優に越ゆるであろう。
いったい何を食すれば、かように育つものかな」
「はあ、ハンバーグとか」
「なに、はんばあぐとな?」
「こりゃ余計なことを申すでない!」
インテリ和尚が俺の話をさえぎった。
自分の知らない話題とかがダメなんかな、インテリはプライドが高いから。
「ああ、よいよい捨て置け」
大痔ヌシとやらは、鷹揚に手を振って笑いだした。
なんか微妙に噛み合わない会話を楽しんでるっぽい。
丁度そこへ廊下から、お盆を持った女の人が入ってきた。
落ち着いた上品そうな雰囲気の人だ。
兵衛ってオッサンが、改めて声をかけてきた。
「これはワシが家内じゃ」
「はあ、よろしくっす」
「どうぞ、ごゆるりと」
家内とかいう女の人は、にっこりと微笑んでお茶を配ってくれた。
まあ、俺の分が無いのはお察し。
どうせ金で買われた身分だし、くそっ
しかしなんというかこの人。
線のように細い目、ぽっちゃりした頬っぺた、それだけでも充分デフォルメされた顔立ちなのに、眉の上から真っ白なフェイスパウダーっつの?を塗りたくって、おでこの辺に丸っこい眉を描いてどんどん自分の顔をデフォルメしてる。
なにこのメイク
流行ってんの?




