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とりあえず出すモン出してスッキリ。
でも、この後が泣ける、フツーに。
トイレットペーパーとか無いし、ちっさい木の板で拭けってさ。
こん時に思ったんだよね、これ現代じゃねーだろって。
いくら映画の役作りでも、ここまでやらねーわ。
衣食住が、まんま拷問ってどうよ?
ぶつぶつ文句を言いながらトイレを出たところで、ジジイと目が合った。
「どうじゃ腹具合は」
「おけおけ」
「なんじゃそりゃ?」
「出すモン出したし」
「うむ、ならばここへ来て座らぬか?」
ジジイは小川のほとりに腰を下ろしている。
その辺、俺のウ●コが流れてんだよな~
それってなんか抵抗あるよな~とは思うものの、ふみちゃんのお父さんじゃ無視できないし、俺はジジイの隣でなるべく草の柔らかそうな場所を探して座った。
木ベラみたいなもんでケツ拭いたら痛いに決まってんべ。
俺がやっとケツを据えると、ジジイが話かけてくる。
「具合はどうじゃ?」
「出すモン出したし」
「あほう、体の具合じゃ」
「ああ、それならまあまあ、かな」
「ならば良かったの。
そろそろお前にも働いてもらわにゃならん」
「どゆこと?」
「どうもこうも、お前は金で買われとる身じゃ」
「Oh・・・」
ちょっちょっちょっそれって人身売買じゃん
俺って被害者ってこと?
じゃあ俺を拾った、あのくそボーズとジジイって加害者ってことでそ?
犯罪者のくせして、なんでいちいち上からなのこのジジイ
すっかり被害者意識な俺を差し置いて、加害者ジジイが続ける。
「気の毒には思うが、お前を助けてやるには、こうするしかなかろう、と和尚様と話し合うてな」
「???」
あのくそボーズの入れ知恵かーい




