↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で最強になったので、世界の片隅でひっそり暮らします  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/122

Scene2 ドルフの鍛冶場

翌日。


悠は村の鍛冶場を訪れていた。


中から、金属を叩く音が聞こえてくる。


カンッ。


カンッ。


悠が入口から覗くと、ドルフが作業をしていた。


「……ドルフ」


ドルフが顔を上げる。


「悠か」


悠は持ってきた鍬を差し出した。


「……これ」


ドルフは鍬を受け取る。


しばらく無言で眺める。


柄を握り、刃の角度を確かめる。


そして。


「使いにくいな」


「……やっぱり?」


「ああ」


ドルフは鍬を持ったまま、柄を軽く振ってみる。


「柄が悪い」


「……柄?」


「長すぎる」


柄の部分を指で叩く。


「それに、握る場所も合ってねえ」


「……そうなんだ」


「刃も少し重い」


悠は黙って聞いている。


自分で作ったものなので、少しだけ複雑な気持ちにはなる。


けれど、ドルフの言っていることはよく分かった。


「……直せる?」


ドルフは鍬を見る。


「できる」


それだけ答えると、作業台の上へ置いた。


「明日来い」


「……分かった」


悠は頷く。


特に長い会話をすることもない。


ドルフも余計なことを聞いてこない。


それが、悠にはちょうどよかった。


鍛冶場を出ようとすると、背後から声がする。


「悠」


「……?」


「今度は使いやすくしてやる」


悠は少しだけ振り返る。


「……うん」


それだけ答えて、鍛冶場を後にした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。