模擬戦 2
(まだ寝てないし一週間投稿だな……)
結果から言うとルルリエと蒼太コンビの圧勝であった。
センの攻撃はやはりただの幼女のパンチに変わりなく軽くあしらわれて空気の腕で抑え込まれて試合終了。
けもみみ幼女はまだ本調子じゃないのじゃーと騒いでいたが結果は明白だ。
「ふぅ……で、何かわかった?」
言われた通り戦ってみたはいいがこれでは前日と同じ結果であり何も進展していないように思える。
しかしこれには何か意味があるのだろう。
そう思って言い出しっぺの霧子に聞いたのだが――――。
「全然わからないことが分かったね!」
「ずこー!」
彼女も蒼太と同じ考えであった。
思わずずっこけそうになる。
「じゃあ何のために僕は生命力を消費したの!?」
「お互いの力量確認を兼ねたセンちゃんのリベンジマッチだったけど……まぁ結果は見てのとおりね」
「こんなはずじゃないのじゃよ……」
追い打ちをかけられたセンはいじけて隅っこの方で丸くなってしまっている。
しばらく放っておいた方が良さそうだ。
「それはともかくなんとなく奇跡っていうものがわかってきた気がする」
「どんな感じで?」
「なんかこう、うまく説明できないけどイメージが固まってきた感じ」
「それでこそ私と契約を結んだプレイヤーなのだわ!」
「ふーん?」
要は自転車に乗り慣れたような感覚。
経験を重ねることで言葉では説明し辛い感覚の部分でつかめてきたのだ。
「後煮詰めるべきは……」
「お主らの存在についてじゃ!」
そこに口を挟んできたのはいじけていたセンだった。
「わしの力が効かぬのは納得いかぬ! 一体お主らはどんな存在なんじゃ!?」
「どんなって言われても……」
「説明のしようがないのだわ……」
自己紹介の時に行ったことがすべてでありそれ以上の説明はできない。
それに自分が何者かなんて哲学的な問いに一般人である蒼太と常識も知らないルルリエが答えようもなかった。
「そう言うセンは自分がどんな存在か言えるの?」
「あぁもちろんだとも」
ちょっとむきになって返した質問にセンは何の躊躇も無く頷いて見せる。
「わしは人とは違う別次元の存在。本来は認識外の存在なのじゃよ。じゃから普通は見えんし触れんし干渉できん。わしが起こした事象は何か別の理解可能な事象として認識される。まぁそれも程度の差こそあるのじゃがな」
そう言いながら砂を手にすくってさらさらと落として見せる。
「これも普通の人間が見れば風が砂を巻き上げたのだろうと勝手に認識する。しかしどうだ? おぬしらにはわしが見えておるしわしの起こした些細な事象さえも認識できている。これは異常な事でありお主たちも別次元の存在と仮定できる。そしてわしの力はそんな別次元の存在を滅することが出来るものじゃ」
「でもそれが全く効かないから僕たちの存在が不明である……と」
「そう言う事じゃ! 何がどうなっておるのじゃ!?」
「んー……そう言われてもなぁ……」
説明を受けてもお互い何がどうなっているのかわからない。
そんなお互いに頭を抱える堂々巡りに終止符を打ったのは霧子の鶴の一声であった。
「まぁそれはそういうものってことで良いじゃない」
「「……」」
そして、彼らは考えることを止めた。
眠さのピークって超えたらイケイケになるけど確実に体の免疫下がってる感じありますよね。
今そんな感じです。
良い子は早く寝ましょう。




