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追放聖女を拾ったので、最強キャンピングカーで旅に出ます ~過酷な逃亡生活? いえ、エアコン完備で快適スローライフです~  作者: 悠々


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第249話:聖水弾と至高の解毒

スカイホエールの巨大な背中の直上、わずか数十メートルの位置へ切り込むように回り込む。


「セリス、聖なる光の援護を!」

「はいっ! 守り神様を苦しみから救ってください……聖なるハニカム浄化障壁、包囲展開!」


セリスが聖女の祈りを込めて両手を広げると、スカイホエールの巨体全体を優しく包み込むように、黄金色の光の格子が大きく広がった。


「ナビ、ウォーター・キャノンをミスト噴霧モードに固定! 最大圧力で全開射出だ!」

『了解。特製活性解毒ミスト、全開噴射を開始します』


キャンピングカーの上部要塞砲塔から、セリスの浄化魔力とツムギの特製解毒薬膳溶液が混ざり合った、鮮やかな黄金色のミストが大空へ爆発的に拡散された。


ドバババババッ……!


雨のように降り注ぐ黄金のミストが、スカイホエールの皮膚にみっちりと巣食っていた赤黒い寄生虫(スカイ・パラサイト)たちを直撃する。


「ギョエェェェェッ!?」


寄生虫たちは聖なる光と解毒成分の前に耐えかね、苦悶の悲鳴を上げながら瞬く間にチリとなって消滅・霧散していった。

それと同時に、スープと聖水の超絶な栄養活性成分が巨鯨の傷ついた皮膚から全身へと染み込んでいく。


どす黒く変色していたスカイホエールの皮膚が、一瞬で本来の清らかなエメラルドブルーの美しい輝きを取り戻した。


ヴォオオオオオオオン……ッ!


狂乱の赤目が消え、スカイホエールは気持ち良さそうに深遠で澄んだ感謝の鳴き声を空に響かせた。

ゆっくりと巨体を大きく旋回させると、天空都市アエログラドを慈しむように見守りながら、静かに天空の彼方へ泳ぎ去っていったのだった。


「守り神様が……正気を取り戻された……っ! 天空都市は救われたのだ!」


平行して飛んでいたドラグが、目を潤ませて飛竜の上で感動の歓声を上げる。港や街の人々もデッキや窓から帽子を投げて大喜びしていた。

「やったね、ユウ! スカイホエールが元気になったよ!」

ルナが笑顔で僕の肩を叩く。

キャンピングカーの圧倒的な性能と僕たちのチームワーク、そして温かな食と魔法の力によって、天空都市アエログラドの危機は無事に去ったのだった。


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