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夏の夕やけ
夏の夕やけ
雷、鳴って
雨のあとのそらは
ブルーで、ときどきオレンジ
雲の隙間から
雨の空気と夕日の名残り
見える景色のなかで
見えない風が吹いている
夏の日が過ぎていく
ありふれた、奇跡のような日が
今日という日に赦されて
生きている
今日、それから明日……
続いていく明日に向かって
誇れるようになれたなら
夕日が誰にも顧みられなくても
今日一日を無事に過ごして
輝きながら沈んでいくように
そうして豊かな食卓を囲んで
温かな眠りにつくだけで
人びとは生きていけるのでしょう
夏の夕やけ、通り雨の終わりに
葉が輝いて、道はまっすぐ続いて
水たまりに映るのは夕日とそらと
西日の道を行く誰かの影
夏という名前の一日の終わりに
風が吹いている




