100/100
八月の光
八月の光が眩しい
街路樹の木陰を歩いていく
遠い空から、波の音が聴こえたら
彼方に渚が待っている
人の少ない浜辺に降りて
木陰で風に吹かれていると
光り輝く八月の空を
黄金色の風が渡っていく
海の色は珊瑚色
オーシャンブルーは神秘色
エメラルドグリーンに輝いて
水の野原のような
珊瑚の海を泳ぐサカナたち
水しぶきさえ眩しくて
海の上には入道雲の列
空と海と、水平線と
青い世界の入口に着いたら
宝石の色を探して
砂浜を探して
自分だけの宝箱
特別な石を見つけよう
きれいな石、桜貝の貝殻
拾ったら
さみしい誰かにあげたい
おひとつ、どうぞって
太陽の季節には
笑っていて
夕陽が沈む時は
微笑みが浮かぶように
夏の扉を、開けに行こう
きっと楽しくなるから
目を開ければ街路樹の下
木陰の外には陽炎の道
地上の鐘が鳴って
正午を告げる
夏本番の空の下
思い浮かんだ言葉を空へ




