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一日の終わりに
穏やかな一日の終わりに
遠く、空の雲を見る
たなびく茜色に世界が変わっていくとき
鉄塔のスケルトンは西日に透けて
地上には長い影
天への階段を上がって
夕日を追って
空の回廊を行く
呼吸して、生き返る
気がつけば夕焼けの美しい季節になっていた
壮大な空の叙事詩には今
描ききれない雲が広がって
山の端に沈む夕日の前で
人びとは寡黙になり
雄弁になり
からすが鳴いて旋回しながら
山に帰っていくのを見送ると
タタン、タタンと階段を降りて
地上に戻っていく
日の落ちた夕闇に
紫陽花が咲いている
宵の街並み、生活の音
帰宅して、食事して
ささやかな休息を取り
深い呼吸で眠るのでしょう




