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虹とロン毛  作者: かいちょ
第2章 虹との出会い
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第41話 虹の自己紹介

虹と会話していたその時。


 七色の光が少しずつ集まり始めた。


 ロン毛「ん?」


 虹「そうだ!」


 虹「せっかくだし!」


 ロン毛「?」


 虹「アシスねーちんに頼んだの!」


 ロン毛「何を?」


 虹「こう!」


 七色の光がふわりと揺れる。

 そして。

 ロン毛の目の前に、一人の少女が現れた。


 ロン毛「うわぁ!?」


 虹「どう!?」


 ロン毛「えっ!?」


 虹「えへへ!」


 長い髪。

 春の空のような優しい瞳。

 七色の光をまとった、不思議な少女。


 ロン毛「誰!?」


 虹「虹!」


 ロン毛「虹!?」


 虹「虹!」


 ロン毛「マジで?」


 虹「マジ!」


 ロン毛「すげぇ。」


 虹「すごいでしょ!」


 ロン毛「いや、すごい。」


 虹「ナムネねーちんが人の姿を貸してくれたの!」


 ロン毛「ナムネ?」


 虹「うん!」


 虹「ナムネねーちん!」


 ロン毛「誰だ?」


 虹「え?」


 虹「知らないの?」


 ロン毛「知らん。」


 虹「そっか!」


 虹「まあいいや!」


 ロン毛「いいのか。」


 虹「うん!」


 ロン毛「適当だな。」


 虹「えへへ!」


 夕日を受けて、虹の髪がきらきらと輝いていた。

 ロン毛は少し見とれてしまう。


 虹「どうした?」


 ロン毛「いや。」


 ロン毛「綺麗だなって。」


 虹「えっ。」


 虹「えっ!?」


 ロン毛「ん?」


 虹「い、いきなり!?」


 ロン毛「いや、虹なんだから綺麗だろ。」


 虹「そ、そういうことか。」


 虹「びっくりしたぁ。」


 ロン毛「なんだよ。」


 虹「なんでもない!」


 虹は嬉しそうに笑った。


虹「自己紹介しよ!」


 ロン毛「するか。」


 虹「私は虹!」


 ロン毛「そのまんまだな。」


 虹「虹だから!」


 ロン毛「そりゃそうか。」


 虹「好きなものは雨上がり!」


 虹「春!」


 虹「空!」


 虹「あと!」


 虹「目白連!」


 ロン毛「俺のアーティスト名じゃないか。」


 虹「うん!」


 虹「『曇』好き!」


 虹「ライブも見てた!」


 ロン毛「見てた?」


 虹「うん!」


 虹「雪さんと話してる時も!」


 虹「電柱さんに怒られてる時も!」


 虹「ギター弾いてる時も!」


 ロン毛「怖い怖い!」


 虹「ひどい!」


 ロン毛「冗談だって。」


 虹「もう!」


 ロン毛「じゃあ俺も。」


 ロン毛「ロン毛って呼ばれてる。」


 虹「知ってる!」


 ロン毛「知ってるか。」


 虹「知ってる!」


 虹「ギター好き!」


 虹「優しい!」


 虹「ちょっと天然!」


 ロン毛「余計だ。」


 虹「えへへ!」


 ロン毛「しかし不思議だな。」


 虹「何が?」


 ロン毛「初めて会った気がしない。」


 虹「私も!」

 虹「やっと会えた!」


やっとというのに違和感を感じた。



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