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虹とロン毛  作者: かいちょ
第1章 自然との日常
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第21話 水族館の忘れ物

閉館後の水族館。


来館者の姿はなく、水槽のライトだけが静かに館内を照らしていた。


ロン毛は落とし物コーナーの整理をしていた。


帽子。


ハンカチ。


水筒。


そして一冊の本。


ロン毛 「ん?」

手に取る。

表紙にはこう書かれていた。


『マザー・テレサ伝記』


ロン毛 「かいちょが持ってそうな落とし物だな。」



落とし主が現れるまで保管しなければならない。


だが少し気になって、ロン毛はページをめくった。


しばらく読んでいると、一つの言葉が目に入った。


「私たちは、この世で大きなことはできません。小さなことを、大きな愛をもって行うだけです」



くるまえび 「きみ何読んでんだ。」


ロン毛 「本。」


くるまえび 「なんかいいセリフでもあったん?」


ロン毛「うん。」


くるまえび「大きなことかぁ、私もやっぱできないもんなぁ。」


ロン毛 「俺もできないだろーな。」


くるまえび「きみならきっとできるよ。」


ロン毛「どこからそう思うんだよ。」


くるまえび 「だってロン毛みんなと仲いいもん、潤滑油Lv100みたいな?」


ロン毛「そうかなぁ。」


くるまえび「今のまま頑張ったらきっといい事あるよ。」


ロン毛「それはそうだよな。 音楽もきっと上手くいく日が来るよね。」



夜空を見上げながら自宅へと帰る。


流れ星が2つ3つ流れる


流れ星A 「みんなの願い応援してるよ〜」

流れ星B 「ふぁいとふぁいと」


ロン毛 「みんなが幸せでいられますように。」


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