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「なあ、コア部屋の設置条件とかあるなら教えてほしいんだけど」
分からないことはダンジョンコアに尋ねる。
「コア部屋設置ノ条件ハ、『ダンジョンエリア内二扉ヲ繋ゲルコト』デス」
……つまり、ダンジョンの天井だろうが罠として作った穴の中だろうが、扉さえ繋がっていればどこにコア部屋を作ってもいいってことか。
とりあえず一階層を限界まで広げて、見つかりにくい場所にコア部屋を作るのはどうだろう?
コア部屋は最下層って思い込みを利用するのだ。
タブレットをタップして、更にエリア拡大をタップすると、真上から見た状態の地図のようなものが画面に出てきた。
格子状にマス目が入っており、そのマス目は濃いグレーと薄いグレーと無色の三色に分かれている。
「なあ、コア。この色分けは?」
「ダンジョン階層ト部屋ハ濃いグレーニ、拡張出来ル範囲ハ薄イグレーデ表示サレテイマス」
ほー。こうして見ると、コア部屋ちっさいな。
でもって、一階層はかなり拡張出来そうだ。
「あれ?」
ダンジョン入口の外に薄いグレーがあるって事は……。
「なあ、ダンジョンて洞窟の外にも広げられるのか?」
「薄イグレーノ範囲デアレバ可能デス」
「マジか!」
てことは、だ。
ダンジョンの外にもエリア拡大して、離れた場所にコア部屋を作ればいいじゃん!
ロッジ風のコテージなんか建てちゃえば、誰もそこがダンジョンのコア部屋だなんて思わないだろうから、安心して怠惰なダンジョン運営が出来るんじゃね?
そうと決まれば、アイテムの創造でコテージを作成する場合のDPを調べないとな。
早速タブレットを操作して、確認する。
「コテージの内装なし、ダンジョン外に一部指定エリア拡大で必要なDPは合計で1,000ポイントか。ま、妥当な所だな」
箱を作成し、中にコア部屋を移動する。
玄関開けたら広い部屋状態のコア部屋に、洗面所、浴室、トイレを設置して計450ポイント。
対面式のキッチンと、造り付けの食器棚と冷蔵庫と電子レンジ、椅子二脚、ソファーにテーブルで300ポイント。
ロフトにベッドで200ポイント。
とりあえずコア部屋に使うDPはこの位にして。
残りのポイントを使ってダンジョンをカスタマイズしていく。
まずは一階層をギリギリまで拡大して500ポイント。
草原エリアにするのに500ポイント。
この階層には寄生生物や罠などは設置しない予定だ。
凡庸なものから貴重なものまで、様々な薬草を生やすようにした。
極々たまにだが、宝箱が出現するようにもした。
中堅〜高レベル冒険者には見向きもされないような武器や防具だが初心者には嬉しい、そんなレベルのものが宝箱の中には入っている。
名付けて初心者ホイホイ。
野生の動物なんかが迷い込んできたりするだろうから絶対安全とは言えないだろうが、初心者が効率よく稼げる場所になるだろう。
……そうだ、水場も作っておくか。
水がなければ長期滞在は出来ないからね。




