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 とりあえずスキル寄生生物の横にある▶をタップすると、新たな項目が出てきた。


◇フォーラーネグレリア(脳食いアメーバ)◇

 ・温かい淡水で使用可

 ・非常に小さく肉眼では見えない

 ・致死率:九十七パーセント

 ・潜伏期間:十四日以内

 ・症状:高熱、頭痛、嘔吐に始まり、脳が溶け、三〜七日で死に至る

◇アカントアメーバ(肉芽腫性アメーバ症)◇

 ・水や土壌などあらゆる場所で使用可

 ・非常に小さく肉眼では見えない

 ・致死率:九十パーセント以上

 ・潜伏期間:数週間〜数カ月

 ・症状:錯乱、痙攣、麻痺、認知機能の低下

◇熱帯熱マラリア原虫◇

 ・ハマダラカが生息するあらゆる場所で使用可

 ・非常に小さく肉眼では見えない

 ・致死率:発熱から五日以内に治療開始で五十、十日経過で百パーセント

 ・潜伏期間:七〜十四日

 ・症状:脳症、腎不全、重症貧血など

※これらの寄生生物に浄化は無意味

 ヒールは一時的に症状を改善することは出来ても、寄生生物を除去することは出来ない


「うわ、何だこれ。致死率九十七パーセント!? てか、脳が溶けるって何? めっちゃ怖いんだけど!」

 すぐに死ぬわけじゃないけど、確実に死に至らしめるってことだろ?

 目に見えないから避けることも出来ずに、知らないうちに内から破壊されてくって……。

 てか、注意書きヤバくね? 浄化もヒールも効果ないとかさ。

 もしかしなくても、これって最凶最悪のスキルなんじゃないか?

「超強力なスキルはありがたいけどさ、これを俺が使うんだよね? えぐっ! いや、でも、あっちも俺を殺しにくるんだから、これは正当防衛と言っていいのでは?」

 思わず口角が上がる。

 スキルはDPじゃなくて魔力を使用するから、その分をダンジョンのカスタマイズに充てる事が出来るということだ。

 とはいえ、初期ポイントは5,000しかないし、寄生生物の感染から発症、死亡までには一定の時間が掛かる。

 階層を増やすにしても、今の段階では精々三階層程度がいい所だ。

 それだとあっという間に俺のいる階層まで冒険者や騎士達なんかが来て、早々にジ・エンドだろう。

 今現在、俺の手札は4,999ポイント(スライム召喚でマイナス1ポイント)とスキルの寄生生物だけ。

 理想としては、出来るだけ冒険者達に長くダンジョン内に留まってもらって、その滞在ポイントで階層を増やしたい。

 初っ端からこのダンジョンが危険認識されてしまうと、強い冒険者や騎士団なんかが来てしまうリスクがある。

 今はまだそこまで危険じゃなく、初心者に優しいダンジョンくらいの位置付けでいい。

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