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「退出ってことは、また出現するまでそこで待つことは出来ないのか?」
「お受け取りになられた番号は、一度の討伐に限り有効となっております。また、番号が表示されてから三十分経ってもメタル部屋に入室されなかった場合、その番号は無効となり次の番号の方に討伐権利が移行しますので、お気をつけください。再度討伐を希望される方は、受付にてもう一度申請していただく必要がございます」
連続討伐は無理で、討伐出来るかどうかは運次第ってことか。
ま、そりゃそうだよな。ルールがなきゃメタル部屋を独占しようとする連中とか、絶対に出てくるだろうからな。
とはいえ、冒険者の中にはルールは破るためにあるとか言う馬鹿も大勢いるが……。
「これらのルールを無視された場合、それ相応のペナルティーが発生致しますので、くれぐれもご注意ください」
「あ、ペナルティーあるんだ」
誰かがボソリと呟いた。
何となくペナルティーの内容が気になったので聞いてみる。
「ちなみにどんなペナルティーか聞いても?」
「こちらでは、それ相応のペナルティーとしか申し上げられません」
「そこを何とか」
「こちらでは、それ相応のペナルティーとしか申し上げられません」
「……」
教えてくれる気はないってことか。
確かにルールをちゃんと守りさえすれば、知らなくてもいい情報ではあるけどな。
「……あ、メタル系のリポップまでの時間は?」
「凡そ三十分から一時間ほどでございます」
早速申請したいところだが、調査隊としてここに来ている以上、隊長や他の奴らにも説明が必要だろう。
残念ではあるが、申請はその後だ。
「そうか、分かった。ありがとう」
礼を言って俺達はバーベキューゾーンに向かった。
いつの間にかバーベキューを楽しむ奴らが増えている。
皆も疲れてこれまでグッスリ眠っていたのだろう。
どうやらこのバーベキューゾーン。
朝はブッフェスタイル、昼は数種類あるバーベキューセットから好きなものを頼んで小型コンロのついたテーブルでセルフ焼き、夜は巨大バーベキューコンロで調理されたものになるらしい。
ちなみにピザは昼から食べられるのだとか。
とりあえずバーベキューセットとビール、それとピザを注文し、空いているテーブルに腰掛ける。
すぐにスタッフがやって来て、小型コンロに火のついた炭を設置していった。
違うスタッフが入れ違いにビールとバーベキューセットを運んでくる。
早速コンロに肉と野菜を乗せ、ビールで乾杯。
焼きたてのピザがきたので皆で分けた。
「朝食のブッフェがどんなものか、めちゃくちゃ気になるな」
「明日は早起きしてブッフェを堪能してやろうぜ」
――もうすっかりメタル部屋のことは忘れていた。




