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十五名の新たな調査団は、十日ほどで二階層に下りる階段前の拠点で現調査団と合流した。
二階層のマッピングは順調に進んでおり、いよいよ三階層に進もうというところまできているらしい。
昨日までに貯まったポイントで三階層の涼み処とバーベキューゾーンに巨大スクリーンの設置も終了した。
ボス部屋の様な作りの、メタル系がいる通称経験値爆上げ部屋も準備万端、NPCもきちんと仕事をしている。
もういつ三階層に来てもらっても大丈夫と言える状態だ。
「先送りにしちゃってたけど、四階層の仕上げと五階層の作成、やっちゃいますか!」
「ゴブリントコボルトハ、何匹ズツ召喚シマスカ?」
「そうだな……。一応集落って言えるくらいの人数、三十人ずつくらいは欲しいよな」
「デハ、ゴブリン二十二匹トコボルト二十八匹ヲ召喚シ、四階層へ送リマス。500ポイントヲ消費シマシタ」
「じゃあ次は、五階層の作成だ」
「1,000ポイントヲ使用シテ、階段ト五階層ノ作成ヲ行イマス。……作成シマシタ」
……何かコアがノリノリなんだが。
まあ、ダンジョンコアだけあって、ダンジョンが成長するのは嬉しいこと、なんだろう。多分。
「エリアの湿地帯への変更と拡張も頼む」
「畏マリマシタ。……変更シマシタ」
空中に浮かぶスクリーン画面を調査団達から五階層に変更し、確認する。
「うん、いかにもな湿地帯だな」
今はただの湿地帯だが、俺のスキルを使用した途端、ここは地獄の湿地帯へと生まれ変わる。
目に見えないからこそ、サーチで捉えられないからこそ、ヒールや浄化が効かないからこそ、本当に恐ろしい。
寄生生物は自分のスキルだから俺には効かないと分かっていても、近寄りたくはないよなぁ。
「けど、どうせやるならトコトンってことで、毒草ばかりにしたらどうだろう? 素直に引き返してくれるかな?」
タブレットで毒の検索すると、毒草だけでなく爬虫類や両生類、昆虫型の生き物の名前がズラリと出てきた。
「うわ、何か毒持ちの生き物の名前が出てきたんだけど。これ、モンスター以外も召喚出来るの?」
「小型ノ生キ物デアレバ、薬草ヲ出スノト同様二出スコトガ出来マス」
「へぇ〜、じゃあ毒ガエルとかも出しちゃおうかな」
大量の毒草と毒ガエルを五階層に解き放つ。
「そして! 〆のフォーラーネグレリアとアカントアメーバと熱帯性マラリア原虫だぁぁぁぁ!」
初めて使うスキルに魔力をゴッソリ持っていかれ、俺はそのまま気絶した。




