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「そうだな。中には文字が読めない冒険者もいるだろうから、親切にドクロにバッテンマークの絵を書いた看板も用意するか」

「イイデスネ。ソウト決マレバ、サクットメタル部屋ト四階層ヲ作成シテシマイマショウ」

「え? これから?」

「コレカラデス。コウイウノハ勢イガ大切デスカラ」

「あ、ああ」


 コアに急かされるように、ちょっとボス部屋感がある扉つきの部屋を三階層に作成し、その少し横に四階層に下りる階段を設置した。

 階段を下りると道が二手に分かれており、右側の道を進むとゴブリンの集落が。左側を進むとコボルトの集落がある。

 集落を抜けると道はまた一つになり、五階層に進む階段が出てくるのだ。


「とりあえず今日は四階層まででいいよな?」

「ソウデスネ。DPモ残リ少ナクナッテキマシタカラ、今日ハココマデニシテ、メタル系ノ召喚、ゴブリントコボルトノ追加召喚、五階層ハ明日二致シマショウ」

「了解」


 コアのお陰で少しだけ、本当に少しだけど気が楽になった気がする。俺って案外単純だったんだなぁ。

 まあすぐに変わるのは無理だろうけど、俺なりに少しずつでもこの世界に馴染んでいけるよう、努力していこう。

 一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。そんな歌、あったよな。

 そんな感じで無理なく進んでいけば、いつか振り返った時に俺の足跡がちゃんと残っているはずだ。


「ん? いい匂いがする」


 ロフトから一階に下りると、NPCと婆さん賢者が楽しそうに料理をしている姿が目に入った。


「主よ、もうすぐ出来るぞ」

「ぬし? え? 俺のことか」

「ワシの召喚主なのだから、主でええじゃろう?」


 主なんて言われ方したのは初めてで、何というか違和感が半端ない。


「いや、出来れば竜と呼んでほしいかな」

「リューというのが主の名前か?」

「安藤竜だ」

「アンドリューか」

「……うん、もうそれでいいや」


 コアとのやり取りを思い出して、早々に諦めた。

 諦めるのが早すぎるって声もありそうだが、今日は色々あって疲れてるんだよ。

 

「じゃあ早速だがリュー坊よ、皿の用意をしてくれんかの」

「リュー坊って……。なんか余計なのが付いてるんだけど」

「ワシからしたら主はまだまだ坊主だからのぅ。だからリュー坊じゃ」

「えぇ……」


 なんか変な呼び方に決まってしまった。

 これなら主呼びの方が良かったかもしれない……。

*お詫び*


酷い腰痛のため、28日まで更新をお休みさせて頂きたいと思います。

申し訳ありませんm(_ _)m

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