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迷い子の運命
熊だ!
俺は息を潜めながら木陰から少年を見つめた。
グォ〜
熊は雄叫びを上げている。
危ないと思い俺は少年の更に近くの木陰まで進んだ。
グォ〜
熊は少年に向かって走り出した。
万事休すかと思っていた俺は既に熊の腕を剣で防いでいた。
「少年大丈夫か?」
「ありがとうお兄さん!」
少年は俺に感謝した。
すると「あっ!」と少年の声が漏れた。
「どうした少年!」
「これ!おっかぁの薬草に使える草だ!」
花や草に知識の無かった俺はそれが薬草だと気付かず拾っていたらしい。
「お兄さんこれ譲って!」
「あぁ良いだろう」
別に思い入れの無い物だったからすぐに手放す事が出来た。
和んで居ると熊がまた襲い掛かってきた。
少年が目を伏せた瞬間。
ドサッ
俺の剣で首を切られた熊が横たわった。
「お兄さん色々ありがとう。」
「フンッ礼は要らん早く帰れ。」
少年は山を下りた。




