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賢者 第二のやらかし
やっぱり期待通りの展開を起こしてくれる賢者(笑)ですね~
少年の頃から、炒め煮を見ては質量保存を見出し、お粥を見ては不可逆な化合を看破したシオジ。彼にとって、「需要と供給を見定めて、大富豪と大貧民のバランスを取るために、トランプの感覚で関税(津料)を流動させる」というのは、
「ほら、見れば一目瞭然じゃないですか。スッと引いて、ガッと課税すればいいだけですよ?」
という、至極簡単でシンプルな「自然の摂理」だったわけです。
しかし、市井の商人たちからすれば、昨日と今日で関税が乱高下する恐怖の暗黒システムでしかありません。
しかも性質が悪いことに、シオジには実印を預けたくなるほどの「無限の自信」と「次期賢者の権威」があるため、商人は面と向かって「意味が分かりません」と言えず、ただ恐怖の表情で「……は、はい(分かったフリ)」と深く頷くしかなかった。
天才が「人は自分と同じように物事が見えている」と誤解した結果、周囲に「沈黙のイエスマン」を大量生産してしまい、気づいた時には国を揺るがすやらかしに発展している。
後に賢者 第二のやらかしと言われる出来事であった。




